2008年9月の星空
9月23日が秋分の日、このころから、しだいに夜の時間の方が長くなってくるので、いよいよこれから冬に向けての観望会シーズン入りとなってくるわけです。その分、夜の冷え込みも深まってきますので防寒の身支度には気を配りたいところです。そんな初秋の日暮れの南の空では、やはり木星の輝きが目を引いています。都会の夜空でさえ、ひと目でそれとわかりますが、南西の空に傾く時刻も早まってきていますので、日暮れ前には観測準備を済ませておくことをおすすめします。9月の星座図にはまだ入ってきませんが、これからは夕空の宵の明星金星の輝きも目に付くようになってきます。
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同じ星空が見える時刻
- 8月中旬22時ころ
- 9月上旬21時ごろ
- 9月中旬20時ごろ
- 9月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。