2008年10月の星空
秋も深まり日暮れが早まってきたこともあり、日暮れのころの頭上に見えているのは、相変わらず「夏の大三角」です。しかし、それも早ばやと西へ傾き、代わって頭上にはペガススの大四辺形など、秋の星座たちが出そろってきます。そんな宵の南の空に天王星と海王星がひそんでいます。まず双眼鏡でその姿を見つけ出してご覧になるとよいでしょう。特に海王星は10月10日の宵、月齢11.0の大きな月に隠されます。これはもちろん双眼鏡でなく望遠鏡での対象となる現象ですが、めずらしい現象には違いありませんので、ぜひ注目してほしいものです。
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同じ星空が見える時刻
- 9月中旬22時ころ
- 10月上旬21時ごろ
- 10月中旬20時ごろ
- 10月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。