2018年7月の星空

2018年7月の星空

6月21日が夏至でしたから、7月も初旬のころは日暮れが遅く夜明けが早いという、一年中でもっとも夜の時間が短い状態が続きます。おまけに7月の中ごろまでは梅雨のシーズンが続きますので、雨や曇りの日が多く、天文ファンにとってはストレスのたまる夜が多いことになります。そんな中でやってくるのが、7月31日の火星の15年ぶりの地球大接近です。赤い火星の巨光い注目が集まることになります。

同じ星空が見える時刻

  • 6月中旬:22時ごろ
  • 7月上旬:21時ごろ
  • 7月中旬:20時ごろ
  • 7月下旬:19時ごろ

クリックすると大きな図が見られます

図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社