2008年8月の星空
夏休みで夜ふかしして星空が思いっきり楽しめるスターウォッチングの季節の到来です。しかも、この夏は3つのお楽しみがあってちょっと忙しくなりそうです。1つ目は、いて座の天の川の光芒と並んで見える木星の明るい輝きです。天の川は夜空の暗く澄んだ高原や海辺でしかお目にかかれませんが、木星のほうは都会でもよくわかります。2つ目は、8月12日〜13日ごろピークになるペルセウス座流星群です。大きな月が夜半過ぎには西へ姿を消し、あんがい好条件です。3つ目は8月17日の夜明け前の月没帯食で、久しぶりの部分月食を楽しむことができます。
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同じ星空が見える時刻
- 7月中旬22時ころ
- 8月上旬21時ごろ
- 8月中旬20時ごろ
- 8月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。