2008年7月の星空

 7月後半からは待望の夏休みシーズン入り。学校にしろ会社にしろ翌日の眠気を気にせずに思いっきり夜ふかしして星空が楽しめることになります。と、まあ、そうはいっても7月前半はまだ梅雨空に悩まされることが多く、七夕の星空ウォッチングもままならぬことが多いものです。そんな梅雨空の晴れ間で目を引くのは、やはりいて座の南斗六星の近くでひときわ明るく輝く木星でしょう。7月9日に衝となる木星は、この夏が絶好の観測の好期、夏休みの観望会での一番のスタートして話題になることでしょう。南に高度が低いとはいえ、夏の好シーイングに助けられ、表面の模様も興味深く眺められそうです。

08年7月の星空

同じ星空が見える時刻

  • 6月中旬22時ころ
  • 7月上旬21時ごろ
  • 7月中旬20時ごろ
  • 7月下旬19時ごろ

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社