2006年2月の星空
2月は立春。早くも春の到来というイメージを持ってしまいがちですが、実は寒さが極まって春の気配が立ちはじめるというほどの意味ですから気をゆるめてインフルエンザなどにやられないように用心が必要です。天界のほうは寒さが厳しいほど冷たくさえわたって、宵の空は冬の星座たちがまぶしいほどの輝きで見えています。いつもの冬空よりもさらに明るい印象で見えるのは、プレヤデス星団のすぐそばに0等の赤い火星が、東よりのかに座にはプレセペ星団の中に入り込んでいる0等の土星の姿があるからです。
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同じ星空が見える時刻
- 1月中旬22時ころ
- 2月上旬21時ごろ
- 2月中旬20時ごろ
- 2月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。