2009年1月の星空
世の中なかなかきびしい景気状況が続いていますが、とにもかくにも希望に満ちた新しい年の開幕です。2009年は「世界天文年」でもあり、7月22日の皆既日食などのビッグイベントも続き、天文ファンには不景気風を吹き飛ばしてくれるほどのにぎやかな星空が展開され、目のまわるような忙しい一年となりそうです。そんな年初めの夕空ではなんといっても1月15日に東方最大離角になる宵の明星の金星のすばらしい輝きが人目を引いています。その金星は2月20日には-4.6等の最大光度となり、さらにその輝きを増して見えます。
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同じ星空が見える時刻
- 12月中旬22時ころ
- 1月上旬21時ごろ
- 1月中旬20時ごろ
- 1月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。