2006年10月の星空

 9月23日の秋分の日をすぎると、夜の長さがのびてきたのが実感できるようになってきます。秋の夜長の星空のシーズン入りというわけです。ただし、この秋の宵の空には明るい惑星がひとつもいませんので、いつものさみし気な印象の星空となっています。つまり、ネオンや外灯で夜空の明るい市街地でのスターウォッチングは見える星もごくまばらでさえないことになってしまうわけです。しかし、星がなくなったわけではありませんから、夜空の暗い場所へ友達や友人たちと出かけての秋の星空めぐりをおすすめしておきましょう。
06年10月の星空

同じ星空が見える時刻

  • 9月中旬22時ころ
  • 10月上旬21時ごろ
  • 10月中旬20時ごろ
  • 10月下旬19時ごろ

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社