2006年11月の星空
秋も深まり、文字どおり秋の夜長の星空をたっぷり楽しめる季節となりました。透明度も増し天文ファンのやる気も増しといったところですが、夜の冷え込みも増してきていますので、防寒の身支度はおこたりなくとも言っておきましょう。今月はぜひ目にしておきたい天文現象が多いので忙しいくらいで、焦点を絞っての観望がおすすめです。11月9日の水星の日面経過、11月6日〜7日のプレヤデス星団の食、11月18日〜19日のしし座流星群の3本をメインにすれば上々で、好天を期待して観望計画を立てることにしましょう。
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同じ星空が見える時刻
- 10月中旬22時ころ
- 11月上旬21時ごろ
- 11月中旬20時ごろ
- 11月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。