2006年8月の星空
いよいよ夏休みの始まり、翌日の学校や仕事のことを気にせず思いっきり夜ふかしして星空が楽しめる嬉しい夏の星空シーズンの開幕というわけです。そんな夏休み一番の見ものといえば、なんといってもペルセウス座流星群の活発な出現ですが、あいにく今年は満月近い月光があって条件は必ずしも良いとはいえません。しかし、この流星群の活動期間は長く、月光をたくみにさけながら観測計画を立てるというのも楽しみ方のひとつといえましょう。宵の南西の空では、あいかわらず木星の巨光が目を引いています。
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同じ星空が見える時刻
- 7月中旬22時ころ
- 8月上旬21時ごろ
- 8月中旬20時ごろ
- 8月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。