2015年3月の星空
3月21日が春分の日なので、これまで全盛を誇るかのように輝いていた冬の明るい星座たちが、宵の早いうちにいっせいに西空へと傾き始め、入れかわって東の空からは春の星座たちが勢いよく駆け昇ってきています。桜前線の北上も3月の下旬頃から急ピッチ、心地よい春の夜風の中で見上げる星空の味わいも格別、うれしいスターウオッチングの季節の到来といえましょう。
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同じ星空が見える時刻
- 3月上旬21時ころ
- 3月中旬20時ころ
- 3月下旬19時ころ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。