2015年1月の星空

希望に満ちた新しい年の始まりです。昨年は4月の火星大接近をはじめ、10月の皆既月食や木星の衛星の相互食など多彩な天文イベントが続き大忙しでしたが、今年も皆既月食や天王星食、アルデバラン食と続き、星空から目が離せそうにありません。いつものことながら楽しく天文イベントを見るには健康第一といえます。冬はまず防寒対策をおこたりなくといきましょう。

同じ星空が見える時刻

  • 12月中旬:22時頃
  • 1月上旬:21時頃
  • 1月中旬:20時頃
  • 1月下旬:19時頃

クリックすると大きな図が見られます

図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社