2014年1月の星空
希望に満ちた新しい年の始まりです。昨年はパンスターズ彗星やアイソン彗星などに振り回されたような年でしたが、今年もまた飛び入り天体の出現があって天文ファンの目を楽しませてくれることを期待したいところです。とりあえず1月の見ものとしては、宵の頭上のふたご座で巨光を放つ木星と、4日夜明け前にピークとなる「しぶんぎ座流星群」の出現が好条件で楽しめます。
|
同じ星空が見える時刻
- 12月中旬:22時ごろ
- 1月上旬:21時ごろ
- 1月中旬:20時ごろ
- 1月下旬:19時ごろ
クリックすると大きな図が見られます |
図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。