2011年12月の星空

気ぜわしい年の暮れですが、ちょっと手を休めて星空の方へ目を向けるゆとりを持ってほしいものです。とくに今年はそんなチャンスが2回もあるのでうれしいかぎりです。一つは12月10日夜ふけから11日未明にかけ、全国で楽しめるすばらしい皆既月食で、もう一つは12月14日から15日にかけて出現がピークになるふたご座流星群です。とくに皆既月食は近年のものとしては最良の条件で見られるものです。

同じ星空が見える時刻

  • 11月中旬22時頃
  • 12月上旬21時頃
  • 12月中旬20時頃
  • 12月下旬19時頃

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社