2011年2月の星空
日暮れがひところよりずいぶん遅くなってきていると実感できるようになってきました。とはいっても、月初めの立春のころは、立春の言葉とは逆に1年中でもっとも寒さがきわまるころなので、防寒対策には万全を期したいところです。夕空では、木星の輝きが目を引いており、2月7日には細い月と並んで見えるのが、都会の夜空でも話題となることでしょう。宵の空では冬の星座たちが今を盛りと出そろっていますが、注目したいのは、やはりぎょしゃ座のε星の減光の様子で、5月ごろには元の明るさにもどってしまいますので、今のうちに注目して見ておきましょう。
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同じ星空が見える時刻
- 1月中旬22時頃
- 2月上旬21時頃
- 2月中旬20時頃
- 2月下旬19時頃
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。