2011年1月の星空
1年中でもっとも寒い季節ですが、星空の方は1年中でもっとも美しい輝きを見せてくれる季節でもあり、寒さなどに負けずに星空ウオッチングに精を出したいところです。そんな夕空でまず目に止まるのは、南西の空で明るく輝く木星の輝きでしょう。1月5日にはこの木星のすぐ近くに天王星がやってきて並びますので、双眼鏡でこの様子にぜひ注目してみてほしいものです。1月は夜明け前の東天にも早起きして目を向けなければなりません。1月9日に同時に西方最大離角になる金星と水星の姿が並んで見やすくなっているからです。
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同じ星空が見える時刻
- 12月中旬22時頃
- 1月上旬21時頃
- 1月中旬20時頃
- 1月下旬19時頃
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。