2010年9月の星空
9月23日が秋分の日です。これまで日の入りが遅いと感じていたものが、下旬になると一気に早まってきたのがわかるようになって驚かされることでしょう。いよいよ夜空の澄みわたる秋の星空シーズンの開幕というわけです。いつもなら目を引くほどの明るい星もないさびしげな印象の秋の夜空ですが、この秋はうお座の西のあたりに巨光を放つ木星が輝いていますので、妙に目を引く星空との印象を受けるかもしれません。双眼鏡ではすぐ近くにいる天王星も見られますので、天王星の姿にも忘れず注目してみてほしいところです。
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同じ星空が見える時刻
- 8月中旬22時頃
- 9月上旬21時頃
- 9月中旬20時頃
- 9月下旬19時頃
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。