2010年8月の星空

長期予報によれば、この夏は冷夏が予想されるといいます。そうなれば好天の日が少なく、天文ファンにとってはちょっと気がかりな空模様となり、天文現象の観測時の天気予報にはやきもきさせられることになるかもしれません。しかし、それは時の運ならぬ空模様の運と自然現象におまかせするとして、観測準備だけはおこたりなく…といきたいところです。8月の一番の見ものは、月明の心配のまったくないペルセウス座流星群で、もし可能なら、家族や友人たちとそろって高原などへの遠征観測をおすすめしておきます。

同じ星空が見える時刻

  • 7月中旬22時頃
  • 8月上旬21時頃
  • 8月中旬20時頃
  • 8月下旬19時頃

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社