2010年7月の星空
夏至の日からまだいくらもたっていないので、7月上旬のころの夜の時間の短さは、天文ファン泣かせといっていいくらいです。しかも、7月7日の七夕のころは、梅雨の最盛期というのが本当のところで、星空に飢えてしまうという天文ファンも多いでしょう。そんな時期にもたらされるのが、イースター島での皆既日食で、大きな話題になることでしょう。もちろん、7月下旬には夏休みシーズンも始まり、太平洋高気圧におおわれた夏空には、美しい天の川の光芒がかかり、遠征しての星空ウオッチングも思いっきり楽しめることになります。
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同じ星空が見える時刻
- 6月中旬22時頃
- 7月上旬21時頃
- 7月中旬20時頃
- 7月下旬19時頃
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。