2010年6月の星空
6月21日が夏至なので、一年中でもっとも日暮れが遅く、日の出が早い状態がここしばらく続きます。おまけに6月11日が入梅ですから、晴れ間も少なく星空にお目にかかれない日々が続くことになります。そんな梅雨の盛りの6月26日の宵に部分月食が起こります。西日本方面では月が欠けたまま東の空から昇る月出帯食として見られるもので、満月のおよそ半分ほどが欠けて見えます。久しぶりの月食ですので、なんとか梅雨の晴れ間を期待したいものです。その月食の反対の方向の西空では宵の明星の金星のすばらしい輝きがあります。
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同じ星空が見える時刻
- 5月中旬22時頃
- 6月上旬21時頃
- 6月中旬20時頃
- 6月下旬19時頃
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。