2010年2月の星空
日の暮れるのがひところよりずいぶん遅くなってきていることが実感されるこのごろですが、とくに月末のころになるとその感が強くなってきます。それもそのはず、来月21日が春分の日なのですから、それも当然かもしれません。しかし、2月4日は立春ですから、寒さきわまって春の気立つとの意味通り、1年中で一番寒さの厳しいところでもありますので、防寒の身支度だけはしっかりしておきたいものです。そんな宵空で目につくのは、1月28日に地球最接近となった赤い火星の輝きで、プレセペ星団と並ぶ様子が双眼鏡での見ものとなっています。
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同じ星空が見える時刻
- 1月中旬22時頃
- 2月上旬21時頃
- 2月中旬20時頃
- 2月下旬19時頃
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。