2010年1月の星空
希望に満ちた新しい年の始まりです…などとのん気なことをいっている場合ではありません。年明け早々の1月から早くも天文のビッグイベントが目白押しだからです。まず、元日の夜明け前に部分月食が見られます。初日の出を目にするのはその部分月食を見てからのことになります。続いて1月15日には西日本方面で欠けたまま太陽が西へ沈む日没帯食が見られます。そしてさらに、1月25日の宵には今シリーズ最後のプレヤデス星団食が起こります。その3日後の1月28日には火星が地球に最接近となります。なんと忙しい年明けではありませんか。
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同じ星空が見える時刻
- 12月中旬22時頃
- 1月上旬21時頃
- 1月中旬20時頃
- 1月下旬19時頃
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。