2009年6月の星空
6月の星空はというと、6月21日が夏至で、このころは一年の中でもっとも昼間の時間が長く、夜の時間が短いため、うかうかしているといつの間にか東の空が白んであわてさせられることがあります。おまけに6月11日が入梅で、その後は7月中旬の梅雨明けのころまで雨や曇りのうっとおしい日々が続くことになります。ちょっとした晴れ間を逃さず星空を楽しみたいものですが、こんな時期には無理をせず7月22日に迫った日食のための準備をしたほうがよいかもしれません。夕空では西へ傾いた土星の細い環にも注目してみてください。
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同じ星空が見える時刻
- 5月中旬22時ころ
- 6月上旬21時ごろ
- 6月中旬20時ごろ
- 6月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。