2007年1月の星空

 いよいよ2007年の始まり、新しい年を迎えて気分も一新、今年こそは天文三昧の生活をと大張り切りの方も多いことでしょう。社会現象的には、今年定年を迎えるいわゆる”団塊世代”の天文ファンも多く、その張り切りようが目に見えるようです。実際、星空のほうもその期待に応えてくれるかのように1月早々からビッグな天文現象があり、お楽しみがたくさんといったところです。
一年中でいちばん星空が輝きを増すこの季節、防寒の身支度を完全にして心ゆくまで天体ウォッチングに精を出してください。

【 編集部から 】
昨年8月に発見されたマックノート彗星(2006 P1)が、1月13日に近日点を通過し、猛烈に明るくなって南半球で観測できそうです。詳しくは1月5日発売の本誌2月号をご覧ください。年末・年始には日本からも観測できるかもしれません!北緯+35度における予報位置はこちら(PDFファイル)

07年1月の星空

同じ星空が見える時刻

  • 12月中旬22時ころ
  • 1月上旬21時ごろ
  • 1月中旬20時ごろ
  • 1月下旬19時ごろ

クリックすると大きな図が見られます

図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社