2006年6月の星空
6月21日が夏至です。つまり、1年中で一番日暮れが遅く、日の出が早い季節の到来というわけです。少し夜更かしして星空を眺めていると早くも東の空が白みはじめてあわてさせられることになるわけです。そして、さらに6月11日が入梅で、7月の梅雨明けのころまでの1ヶ月間は、雨降りや曇天に悩まされることになります。一方で、梅雨時の晴間は思わぬ良い透明度に恵まれることもあり、夜ふけの夏空にかかる天の川の光芒が美しく見られることもあります。少ないチャンスを活かしての星空ウォッチングがおすすめです。
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同じ星空が見える時刻
- 5月中旬22時ころ
- 6月上旬21時ごろ
- 6月中旬20時ごろ
- 6月下旬19時ごろ
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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。
ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。
この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。