2014年7月の星空

7月の星の行事といえば、なんといっても“七夕”ですが、7月7日の宵のころは織姫星ベガと牽牛星アルタイルが東の空に昇って間もないのであまり目立ちません。しかも、7月7日のころは梅雨の真っ盛りのころで、雨や曇りになる確率が高く、七夕の主役の2星にお目にかかれるチャンスも多くは望めません。この夏の伝統的七夕は8月2日なので、その頃頭上に輝く2星を楽しむのがよさそうです。

同じ星空が見える時刻

  • 6月中旬:22時ごろ
  • 7月上旬:21時ごろ
  • 7月中旬:20時ごろ
  • 7月下旬:19時ごろ

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社