2013年4月の星空

東の空から北斗七星がたどる春の大曲線にそって、春のおなじみの星座たちがいっせいに姿を見せ始めています。ほどなくして夜空は春の星座たちに覆いつくされることになります。4月の話題として注目を集めるのは、なんといっても北の空に移って夕方の西天低くと明け方の東天で2度も見られるパンスターズ彗星です。明るさがやや暗めとはいえ天文ファン的には目を離せないものです。

同じ星空が見える時刻

  • 3月中旬:22時ごろ
  • 4月上旬:21時ごろ
  • 4月中旬:20時ごろ
  • 4月下旬:19時ごろ

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社