2012年8月の星空

長い休みのとれる夏休みは、翌日の学校や仕事のことを気にせず夜ふかしして星空ウオッチングが楽しめる天文ファンにとっては最高の季節といえます。とくにふだん星空にお目にかかる機会の少ない都会暮らしの天文ファンたちには、暗く澄んだ高原などへ出かけて心ゆくまで天の川など淡い光芒の天体たちに出会えるチャンスといえます。友人や家族など、そろって星空キャンプなど企画されるとよいでしょう。

同じ星空が見える時刻

  • 7月5日:午後11時ごろ
  • 7月20日:午後10時ごろ
  • 8月5日:午後9時ごろ
  • 8月20日:午後8時ごろ

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社