2012年5月の星空

今年の5月から8月にかけては、素晴らしい天体ショーが続けて起こりますので、気を休める暇などない大忙しの日々が続くことになります。まず、体調を万全に整えてすべて見つくすようにしたいところです。その一番手となるのが、5月21日に見られる「金環日食」です。日本にいながらにして楽しめるこれほどのビッグな天文イベントを体験できるチャンスはそうないので超ラッキーといえましょう。

同じ星空が見える時刻

  • 4月中旬23時頃
  • 4月上旬22時頃
  • 5月中旬21時頃
  • 5月下旬20時頃

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図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社