2011年6月の星空

晴天が続くような季節や晴れと曇りが交互にやってくるような季節なら、夜空の天候についてそんなに気にかけることはないというのが多くの天文ファンの気持ちといえましょう。その点、梅雨時分にはたまにのぞく晴れ間の星空が気にかかって、かえって夜の天気模様を見上げてしまう回数が増えてしまうという人が多いのもまた事実といえましょう。たまの晴れ間からのぞく星の輝きのなんと美しいことでしょうか。

図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。