2月3日は立春で、二十四節気における春の始まりの日です。もともと中国の気候をもとに作られたいるので、日本の気候とは少しずれています。立春は,冬の寒さがピークを過ぎ、春の気配を感じるころを意味しますが、日本ではもっとも寒い時期となっています。
そんな2月の星空では、2月6日の夕方、南の空高く輝くおうし座のプレヤデス星団の近くに月齢約8の月が輝き、夜半過ぎの1時半ごろに、接近した状態で西の地平線へと沈んでいきます。
2月10日の明け方5時過ぎは、北海道や日本海側の一部で、火星が月齢11.3の月に隠される火星食が見られます。ただし条件の良い札幌でも火星食が始まるのが月没13分前と条件はよくありません。その他の地域では火星と月の接近が楽しめます。
2月15日には、宵の空で明るく人目を引いていた金星が最大光度となり、-4.9等の明るさで輝きます。このころ金星を天体望遠鏡でのぞくと三日月型をした姿を見ることができます。
2月17日には、月がスピカに接近します。22時ごろ東の地平線にスピカと月齢19の月が昇ってきますが、空に昇るにしたがって少しずつ離れていく様子が楽しめます。