7月7日は七夕です。七夕の伝説は中国から遣唐使によってもたらされ、日本の信仰などと混ざり合って、 現在広く知られる「牽牛織女」の物語になったようです。七夕は天を流れる天の川の西岸に住む織り姫と東岸に住む彦星が1年に1度、天の川を渡って会うことが許された日です。ただ、雨が降ると、天の川が増水して2人は会うことができず、翌年まで会えません。そのため、人々は七夕飾りを作って雨が降らないように祈り、2人が無事に会えるように祈ったのが七夕祭りだと伝えられています。
7月7日は梅雨のまっただ中のため、雨の日が多いように感じますが、気象庁のデータから札幌、東京、大阪、那覇の4ヵ所の天気を調べると、7月7日の21時ごろ、札幌が晴れたのは20年で7回、確率にすると晴れの確率は35%で、東京は6回で30%( うち2回は薄曇り)、大阪は40%(うち半分は薄曇り)、那覇は10回で50%(うち2回は薄曇り)だそうです。逆に、雨だったのは15%、20%、15%、5%しかなく、意外に雨は少ない結果となりました。七夕祭りの祈りが天に通じているのかもしれません。