1969年7月21日(日本時間)、2人の宇宙飛行士が人類史上初めて,地球以外の天体に降り立ちました.アポロ11号による人類初の月面着陸から今年で50年。天文ガイドで3号にわたり特集した「アポロ計画から月探査の未来へ」を紹介します。
2019年2月号【前編】では、人類最大級の国家プロジェクトであった「アポロ計画」の軌跡を紹介。準備計画ともいうべきジェミニ計画から月面着陸を果たした11号、“月への挑戦”から“月の探査”へとプロジェクトの方向が変化していった、12号から17号までの軌跡を紹介します。
2019年3月号【中編】では、アポロ計画以降の月探査を紹介。ソ連による「ルナ計画」、火星、木星、土星の探査へ進んでいったアメリカ、アポロ17号以来22年ぶりに月の探査を行った「クレメンタイン」、そして、日本の「かぐや」による月探査とその成果を紹介。注目の月の地下空洞についても紹介します。
2019年4月号【後編】では、月探査の科学的意義と、未来の月探査計画を紹介。月の起源と進化を解明する試みとその鍵を握る水の存在、日本により進められている月着陸の技術実証計画「SLIM」、月周回軌道上の「深宇宙探査ゲートウェイ」計画などを紹介。また、「日本の月探査のこれから」について、JAXA国際宇宙センター長・佐々木宏先生へのインタビューも特別収録しました。