肉眼大彗星への期待
C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星
見たい!撮りたい!
7月25日,白昼の土星食を見よう
観望+天体写真撮影が楽しい
スマート望遠鏡
Vaonis「VESPERAⅡ」を使ってみた
OM SYSTEM E-M1 MarkⅢ
ASTRO新発売
2024年8月号7月5日発行・発売
特別定価(税込):1,320円
10月中旬に、日本で観望の好期となる「紫金山・アトラス彗星」は、明るく大彗星なると予報されており、見ごろは10月中旬で、宵の西空に見えるようになります。特別付録のポスターでは、「紫金山・アトラス彗星」が、いま太陽系のどの位置にいるのか、いつごろどのくらいの明るさになるのか、彗星の尾の長さがどれくらいになりそうなのか、などがわかるイラスト図版やデータ、過去の大彗星の写真を掲載。この秋の「紫金山・アトラス彗星」の観望や撮影に向けて計画立案に役立ち、ビジュアル的にも楽しめるポスターです。
6月に入って「紫金山・アトラス彗星」が、日本から観測できる位置に移動してきました。7月から8月初旬にかけて、観測好期を迎えますが地球からの距離はまだ少し遠く、かつ8月中旬から9月下旬までは、再び日本からは彗星が見えない位置に移動してしまいます。この号では、編集部に寄せられた「紫金山・アトラス彗星」の写真をギャラリーで紹介します。
:早水 勉
7月25日の早朝、白昼に下弦前の月が土星を隠す「土星食」が全国で見られます。
この現象の観察は容易ではありませんが、土星食を見ることができるチャンスはとても少ないので、この機会にチャレンジしてみましょう。
本稿では、今回の土星食の潜入・出現の時刻や観察のポイントについて紹介します。
:須永 閑
天体望遠鏡とカメラが融合したようなたような機能を持ち、見たい・撮りたい天体の視野への導入が超簡単なスマート望遠鏡。非常に便利で手軽なので、電子天体観望や撮影を楽しんでいる人も増えてきました。一方、まだまだスマート望遠鏡をよく知らない人も数多くいます。本稿では注目の1台、スマート望遠鏡の「VESPERAⅡ」について、その使い方や機能について紹介します。
OM SYSTEM の天体専用カメラが新登場(7月25日発売)。E-M1 MarkⅢをベースに、イメージセンサーにHα線の透過率を約100%にしたIRカットフィルターを採用。Hα線を放つ散光星雲や惑星状星雲など“赤い星雲がよく写る”アストロモデルです。星空AFやカメラ内でワンショットでスタッキング処理ができる「手持ちハイレゾショット」など、天体写真撮影に適した機能も装備。フィールドで試写した作例とともに、注目のモデルを紹介します。(協力:OMデジタルソリューションズ株式会社)
【TOPICS】
2024年4月8日 皆既日食ギャラリー
キャンプ場で天体観測 南紀串本 リゾート大島/榎本 司
藤井 旭さんとハレー彗星の思い出/ジョン・ゴールドスミス
ケンコー・トキナーから新発売! リア プロソフトン/榎本 司
プラネタリウム100年 地上の星を訪ねて/塚田 健
胎内星まつり2024開催告知
津村光則さん「彗星講座」参加者募集
【THE SKY】
8月の星空と天体観測/沼澤茂美、脇屋奈々代
【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS/内藤誠一郎、塚田 健、三浦飛未来
TG情報局(新製品情報ほか)
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報
【天体写真】
読者の天体写真 観測ガイド
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)
【連載】
月のある絶景/榎本 司
星雲・星団案内/津村光則
天文学コンサイス/半田利弘
マサが行く!
星空に会いに行く・撮りに行く/成澤広幸
T.G.Factory/西條善弘
読者SPACE!
柳家小ゑんのエントロピーガイア!/柳家小ゑん
リーマンサット a go-go!/ヨッシー
今日からロケッティア!/足立昌孝
宇宙天気/篠原 学
星のある場所/森 雅之
【観測ガイド】
天文データ/相馬 充
流星ガイド/長田和弘
星食ガイド/広瀬敏夫
変光星ガイド/大島誠人
変光星の近況/広沢憲治
太陽黒点近況/時政典孝
小惑星ガイド/渡辺和郎
人工天体ガイド/橋本就安
惑星の近況/堀川邦昭
彗星ガイド/中野主一