MJ関連書籍に、「伝説のハンドメイドアナログシンセサイザー」を追加しました。
本書は1970年代に無線と実験の姉妹誌、「初歩のラジオ」に掲載された『伝説』のシンセサイザー自作記事です。
刊行に際して、「今ならどう作るか」という視点で内容もアップデートされており、『生きる伝説』として、昨今のアナログシンセサイザーブームに一石を投じています。
また、本書の81ページに掲載されている書き込み済みマイコンとmidi-CV基板は筆者のサイトで配布されています。記事に関しての最新情報も更新中です。
国産のシンセサイザーが登場した1970年代後半、冨田勲、YMOを始めとする革新的なミュージシャンがこぞって導入したシンセサイザーは、新しい楽器として認知され始めました。
当時電子工作を趣味とする若者から絶大な支持のあった月刊誌『初歩のラジオ』1977年1月号〜1978年3月号において、「ミュージック・シンセサイザーの回路から製作・徹底ガイド」が連載されます。
“これが当時1000万円前後した製品と同等のものを自作することができる”、“アナログ・シンセの仕組みや原理が平易に解説されている”、“その回路や製作についてとても丁寧に解説されている”として、楽器ファン、電子工作ファンのあいだで注目を集め、シンセサイザーの黎明期においてその発展にアマチュアでも追いつけるのだという大きな足跡を残しました。
本書は『初歩のラジオ』の記事に「いま作るとしたらこうするべき」というパーツ選びや回路上のテクニックを加え、現在に続くアナログシンセサイザーブームに対しても色あせることのない伝説を蘇らせます。
- 定価:本体4,000 円+税
*筆者のサイトはこちらから。(http://hyamasynth.web.fc2.com/)
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