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MJ無線と実験 2023年1月号

編集: MJ無線と実験編集部

定価(税込)1,430円

発売日2022年12月09日

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特集は「MJテクノロジー・オブ・ザ・イヤー」。2022年度に取材した製品から優秀機種を選出します。 MJ無線と実験編集部 : 桂川

内容

【特集】第41回 MJテクノロジー・オブ・ザ・イヤー
41th MJ Technology of The Year 2022年度81機種を選出
●各部門入賞機種の紹介
●選考委員の総評
『オリジナル・サウンドシステムの製作』
●出力管に低内部抵抗レギュレーター管を使用、出力8W カソードチョークドライブ6336A単管シングルパワーアンプ 柳沢正史
●現行生産2A3で300Bシングル並みの出力約7Wを得る実験 ソヴテック2A3シングルパワーアンプ 長島 勝
●並列合成プッシュプル出力段の研究 6BQ5サークロトロンプッシュプルパワーアンプ[後編] 上野浩資
●DCアンプシリーズ No.286 光カートリッジDS-E1用プリアンプ[後編] オールFET構成、高精度イコライザー、バッテリードライブ 金田明彦
●パソコンによるオーディオアンプ設計・製作支援 [第43回] ディスクリート構成D/A コンバーターへの挑戦 OCXOおよび電源基板と試聴結果 池田平輔
●高能率・高音質システムを目指す 小型スピーカーの設計と製作 第177回 小澤隆久
●最新の測定と設計による、高性能・高音質スピーカーの製作[第24回] ウェーブガイドとアルミ振動板を使った高性能2ウエイシステム(6) LR4型ネットワークの設計とLR2型との特性比較 鈴木康平
●MJテクニカルレポート SATRI回路の採用で超高S/N 電流入力型フォノイコライザー[部品セットの製作] 永井 明

ここだけの話

世界情勢と円安でオーディオが受ける影響

世界的な半導体不足と、それに伴う各種原材料の高騰で、オーディオ製品も価格変更を余儀なくされています。

生産台数も減らさざるを得なくなり、販売店に十分な供給ができにくい状況が続いています。それに加えて円安が進んで、海外メーカーのオーディオ製品はさらに価格変更が進んでいます。

 

その一方で、日本の大手オーディオメーカーは国内向けよりも海外向けのほうが売上が大きいとも聞きますので、円安になると業績は好調となるはずですが、生産量が追いつかないジレンマも生じています。

 

 

資材不足は好調のアナログオーディオにも影響し、レコード材料のビニールも高騰しているため、レコードの販売価格にも反映されています。

すでに新譜LPは4000円を超えるものがほとんどで、さらに高額となるとの観測も現れています。

 

その一方、デジタルではCDの生産が減少し、配信がメインになりつつあるので、樹脂や紙の資材は不要なため、時代には合致していると言えます。

 

オーディオは生産効率では計れない嗜好品的な要素があり、製品が単純に安いからといって売れるわけではなく、音質と同時にクラフトマンシップが感じられることも重要です。レコードが好調なのも、音質以外にモノとしての魅力が感じられることも一因でしょう。

音楽ソースはレコードと配信の2極化がいっそう進むのが、これからのオーディオ界と予想します。

 

写真は東京インターナショナルオーディオショウの会場です。

雑誌紹介

『MJ無線と実験』は『無線と實驗』として1924年に創刊されました。創刊当初はラジオと無線通信、第2次世界大戦中は電子技術の軍事利用、終戦直後にはラジオとアマチュア無線の大ブームに乗り、その後はテレビやデジタル技術を含むエレクトロニクス総合誌となりました。1970年代からはオーディオ記事の比率を上げ、現在は「オーディオ総合月刊誌」となっています。創刊以来、自作機器を中心に、オーディオ技術を一貫してそのテーマとし、現在でも最先端の情報を反映しながらその伝統を継承し続けています。

商品名MJ無線と実験 2023年1月号

商品名(カナ)エムジェームセントジッケン 2023ネン1ガツゴウ

編集者名MJ無線と実験編集部

判型B5

【特集】第41回 MJテクノロジー・オブ・ザ・イヤー

 

[MJズームアップ]
●フェーズメーション PP-5000 ダイヤモンドカンチレバー採用MCカートリッジ
●アキュフェーズ E-4000 AB級動作、8Ω負荷180W×2プリメインアンプ
●オーディオデザイン DCPMA-100RE フォノイコライザー、リモコン搭載プリメインアンプ
●フェーズメーション CM-2200 トランス+抵抗ハイブリッド構成パッシブアッテネーター
●テクニクス SL-G700M2 ネットワーク/SACDプレーヤー
[MJレポート]
●ゾノトーン Shupreme LAN-1 LANケーブル
●フルテック Lineflux NCF(XLR) XLRケーブル

 

<オリジナル・サウンドシステムの製作>
●カソードチョークドライブ6336A単管シングルパワーアンプ 柳沢正史
●ソヴテック2A3シングルパワーアンプ 長島 勝
●6BQ5サークロトロンプッシュプルパワーアンプ[後編] 上野浩資
●光カートリッジDS-E1用プリアンプ[後編] 金田明彦
●パソコンによるオーディオアンプ設計・製作支援 池田平輔
●小型スピーカーの設計と製作 小澤隆久
●高性能・高音質スピーカーの製作 鈴木康平

 

<オーディオテクノロジー>
●ハードウエアの変遷にみるオーディオメーカーの歴史[第97回] アコースティックリヴァイブの歩み(2)
ルームチューニング関連用品 柴崎 功
●ジャンク品から実用品へと復活 オーディオ機器修理日記 第6回 ソニーWALKMAN PRO WM-D6Cの修理 酒井秀行

 

●新製品ニュース
●クラウドdeオーディオへの誘い ダイナミックに変動するインターネット環境 音楽配信サービスやオーディオにも変化 正木豊
●これからのオーディオスタイル コルグNu1オーディオインターフェイスの活用(2) 岩井喬
●オーディオは悩ましい 104 やっぱりモーツァルト! 原島一男
●LPレコードの真実 第113回 ファーストプレス 山口克巳
●クラシック新譜レビュー 平林直哉 井上千岳
●JAZZ&ロック&ポップス新譜レビュー 今井正弘 小林貢 森田義信
●名曲を訪ねてシネマの森へ176 柳沢正史

 

●MJディメンション
●MJオーディオ情報
●部品交換

 

●MJ無線と実験2022年総目次

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