商品名子供の科学 2023年7月号［別冊付録付き］
商品名（カナ）コドモノカガク 2023ネン7ガツゴウ ベッサツフロクツキ
編集者名子供の科学編集部
判型B5
ここだけの話
地図で遊んでみませんか？
みなさんは、「地図」と聞くと何をイメージしますか？
道を検索するときに使うGoogleマップ？
学校で使っていた地図帳？
観光地で見る案内図も地図ですよね～。
私は、学生時代に愛用していたコンパクトサイズの都市地図で、字がデカいのが売りのやつかな…。今じゃスマホで簡単に検索できてしまうけれど、当時は地図を片手に東京の街を散策したものです。
今月号の地図特集でもいろいろな種類の地図を紹介していて、それぞれの得意ワザもわかるようになっています。
その中で注目していただきたいのが「OpenStreetMap」。
あまりその名を知られていないかもしれませんが、今回取材をした空想地図作家の今和泉隆行さんいわく、「OpenStreetMapは加工や転載がしやすいのが最大の特徴！」だそうで、地図を自由にアレンジして何かをつくりたいときに最適なのだとか。
そもそも地図には著作権があり、利用や加工はそれぞれの規定に沿って制限されているんですね。けれど、このOpenStreetMapは、元のデータがOpenStreetMapであることを表示すれば、自由に使っていいんです。
そんなわけで、私もOpenStreetMapにアクセスして、編集部がある東京都文京区本郷周辺をクローズアップしてみました。
普通に見やすい地図なのですが、右端のバーにある「レイヤー」をクリックすると、「標準」の他に「交通マップ」や「サイクリングマップ」が。
…サイクリングマップ？？
編集部の近くにある「本郷給水所公苑」を「サイクリングマップ」として表示すると、上記画像のような地図が出てきたというわけです。
茶色の点線が歩道なので、サイクリングで通れる道がどこかがひと目でわかりますね。逆に、それ以外の情報は最低限になっていて、非常にシンプル。これに自転車置き場や休憩スポットを上書きすれば、もっといい感じになるかも！
それで自転車好きにその地図を配ってみんなで天気のいい日にはサイクリングツアーをしてリフレッシュしたらいいのかも？（仕事しろ）
こんなふうに、自分の好みの地図をつくったり、人に渡すための案内図をつくったりするのにおすすめのOpenStreetMap。
みなさんもいつも使っている地図だけでなく、新しい地図をのぞいてみると楽しいかもしれませんよ～。
