商品名子供の科学 2021年11月号 [別冊付録付き]
商品名(カナ)コドモノカガク 2021ネン11ガツゴウ ベッサツフロクツキ
編集者名子供の科学編集部
判型B5
今、地球で何が起きている? 気候変動を大特集! 飲食店のロボット、モノのしくみを徹底図解した付録も! 子供の科学編集部 : バッシュ
内容
★特集 脱炭素はナゼ必要? 今すぐ知りたい!! 気候変動
近年は世界各地で大洪水や熱波、山火事、干ばつといった現象がたびたび起こり、地球の「気候変動」が大きな問題になっています。
SDGsの目標13にも掲げられるこの問題について、今年8月に発表されたIPCC第6次評価報告書では、人間の活動が地球を温暖化させてきたことは「疑う余地がない」という断定が初めて行われました。
そもそも気候変動とは何なのでしょうか?
地球環境にどんな影響があり、どうすれば温暖化を止められるのでしょう?
報告書作成に携わった2人の気候科学研究者にお話を聞きました。
●先端技術で楽しくて快適な食事をサポート! 飲食店のロボットたち
新型コロナウイルス感染症や人手不足の影響で、飲食店に変化が現れています。
たくさんの料理を運ぶウエイター役をはじめ、さまざまなロボットたちが活躍する他、人工知能などの先端技術を活用して、会計を自動で行う店も出てきました。
感染予防に役立つ非接触・非対面という利点だけでなく、より快適に食事を楽しむためにも、ロボットが活用されています。
そんな飲食店の最先端を取材しました。
●読んでいるのはどんな人? KoKa読者白書2021
読者のみなさんが送ってくれるアンケートを集計・分析し、その結果を大発表する特別企画。
読者の学年や都道府県に始まり、習い事、おこづかい、将来の夢、学校で流行っている言葉や遊び、勉強の悩み、おうち時間の過ごし方まで、さまざまなQ&Aを紹介。
『子供の科学』の読者像に迫ります!
●世界を変えた科学と実験 水蒸気の力で缶が回転! ヘロンの元祖・蒸気タービン
火力発電や原子力発電の基本のしくみがわかる実験をご紹介。
両方とも、燃料を燃やした熱で蒸気をつくり、その蒸気の圧力でタービンを回して発電機を動かすのが基本です。
実際に発電を行うには充分な回転力が必要で、簡単ではありませんが、まずは蒸気で回転する装置をつくり、低電圧で光るLEDを使って、発電にチャレンジします。
●おもしろ工作開発現場 コドモノカガク研究所 立体ジャバラ構造でつくる 紙ふぶきポンプ
扇子やハリセン、アコーディオン、電車の連結部分など、さまざまなところで使われている「ジャバラ構造」で遊んでみましょう。
今回つくるのは、楽しくてちょっとビックリする紙のポンプ。
組み立てたポンプ本体に箱を貼り付け、紙ふぶきをたくさん入れれば準備完了です。
キラキラした紙を使えば、クラッカーのようにお祝いで使えちゃうかも!?
●別冊付録 モノのしくみがよくわかる サイエンス&テクノロジーまる見えポスター エレベーターとエスカレーターのしくみ
身近なモノを徹底解剖するポスター付録第2弾!
今回のテーマは「エレベーターとエスカレーターのしくみ」です。
ビルや駅、住宅などで使われるこの便利な機械が、どのようなしくみで動いているのかをトコトン図解!
普段見ることのできない内部構造や各パーツの働きを、たっぷりの絵や写真とともに紹介します。
ここだけの話
今月号では近年、世界中で大きな問題となっている「気候変動」を特集しました。
2021年8月9日、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書 第1作業部会報告書(自然科学的根拠)が発表され、あらためて地球環境の危機と、人間活動が及ぼす影響の大きさが明らかになりました。
我々やその子供、孫の世代が、今後も地球から豊かな恵みを受け、そこでさまざまな生き物とともに暮らし、また次世代へつないでいくためには、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」にもあるように、気候変動への対応を政策として直ちに実行していかなければなりません。
これは、どこか特定の国に任せてよいものではなく、世界中の国それぞれが、「ここだけではないどこか」を考えながら、取り組まなくてはなりません。
熱波による熱中症で、数百人の死者が出たカナダ、
大規模な森林火災が発生した、アメリカ・カリフォルニア、トルコ、ギリシャ、オーストラリア、
豪雨や大洪水の被害を受け、220人以上の死者が出たドイツとベルギー、
56年ぶりの記録的干ばつで、大きな農産物被害を受けた台湾、
台風や暴風雨が襲ったインド、フィリピン、メキシコ、ソマリア。
これらは現在起きていることの一部であり、今後、さらに災害の規模は大きく、頻度は多くなっていくとともに、これまでに生じたことのない被害が発生することも予測されています。
こうした被害を食い止めるためには、脱炭素社会の実現が不可欠ですが、これを一気に行うことはできません。そこで、温室効果ガスの排出量をコントロールしながら、カーボンニュートラル達成へ向けて動いていく必要があるわけですが、二酸化炭素の濃度増加がどれくらい気温上昇に影響を与えるか(気候感度)、この値によって排出できる二酸化炭素の量が変わるため、実行すべき政策を考える上でも影響を及ぼします。
この「気候感度」については、従来より、推定値の幅が広いことが課題となっていました。例えば、前回の第5次報告書では、その推定幅が1.5~4.5となっており、最低値と最高値の間を比べると、3倍の開きがあります。そこで、この推定幅を狭めることに研究者たちが取り組んできたのですが、今回の第6次報告書では、その幅が2.5~4℃になりました。これは、40年以上変わらなかった気候感度の推定幅を狭めることに成功した驚くべき成果であり、研究チームには、今回取材した渡部雅浩先生も参加されました。
気候変動への対策を考える上で、科学が果たす役割は今後、ますます大きなものとなっていくことが予想されますが、今回の特集記事を読んだ読者の中から、未来の地球を救う研究者が誕生することを大いに期待しています。
雑誌紹介
1924年創刊の小中学生向け科学月刊誌。話題の科学ニュースを、どこよりもおもしろく、わかりやすく解説。宇宙、生き物、テクノロジーなど、好奇心旺盛な子供たちがわくわくする科学をお届けします。創刊以来、研究者や医師、エンジニアなど一流の人たちが子供時代に読んでいた雑誌として知られています。また、毎月工夫をこらした実験や工作を多数紹介。手を動かしてものづくりをする体験を提供しています。子供向けのプログラミング学習記事も充実。記事の内容と連動したプログラミングキットの開発も行っています。
商品名子供の科学 2021年11月号 [別冊付録付き]
商品名(カナ)コドモノカガク 2021ネン11ガツゴウ ベッサツフロクツキ
編集者名子供の科学編集部
判型B5
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コドモノカガク製作所/立体ジャバラ構造でつくる 紙ふぶきポンプ
KoKa Scramble
ぼくの発明 きみの工夫
目次
KoKaひろば
謎解きマンガ 放課後探偵 世界の危険生物編/アマゾンの王
[別冊付録]モノのしくみがよくわかる サイエンス&テクノロジーまる見えポスター エレベーターとエスカレーターのしくみ
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