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MJ無線と実験 2021年4月号

編集: MJ無線と実験編集部

定価(税込)1,430円

発売日2021年03月10日

真空管アンプ製作4種のほか、特集では、レギュラー執筆者のアナログ再生環境を紹介します。 MJ無線と実験編集部 : 桂川

内容

【特集】アナログオーディオ製品ガイド&MJ執筆者のアナログ再生

 

4月号では特集で最新のアナログ関連オーディオ製品情報と、「MJ執筆者のアナログ再生環境」を披露。
オーディオ評論家やアンプビルダーがどのような機材や機器セッティングでアナログ再生を楽しんでいるかご紹介しています。
製作記事は長島勝氏のEL34シングルアンプ、岩村保雄氏の真空管フォノEQアンプ、金田明彦氏のDSD録音システムなどを掲載しています。

ここだけの話

ハイレゾデジタルのネットワーク再生が主流になったら、レコード盤によるアナログ再生が戻ってきた!

 1982年音楽CDが実用化されると、CDの扱いやすさ、小さなサイズ、低雑音、高セパレーション、低域レンジ拡大などのメリットから、レコード盤によるアナログ再生は急激に衰退していきました。

 CDを筆頭とするデジタルオーディオはその後、SACD、ハイレゾと規格を拡大し、音の良さとデータ量が比例しなくなり飽和してきています。音楽はデータになり、モノとしての魅力がなくなりました。

 

 

 そこに来てここ10年でアナログ再生を見直す機運が世界的に高まり、レコード盤をターンテーブルに載せ、カートリッジで音をピックアップして再生する、手間のかかる方法を好むファンが増えてきています。

 

 CDと同時にレコードを発売するアーティストも増え、ジャケットやライナーの小さいCDよりもLPレコードがオシャレでカッコイイこと、音も良いこと、などが認知されています。

 

 オーディオファンには真空管と同じくレコード再生を手放さなかった方が多いため、今日のアナログ流行によって、今まで手に入りにくかったをモノが容易に手に入るようになったことを歓迎しています。

 

 音楽・オーディオ業界はレコードが産業として成り立つことを再認識したので、次の10年をどのように展開・成長させていくのかを考えなければなりません。オーディオ雑誌もその一翼を担っているので、責任重大です。

 

写真は真空管アンプ製作者、岩村保雄氏所有のレコードプレーヤーです。

雑誌紹介

『MJ無線と実験』は『無線と實驗』として1924年に創刊されました。創刊当初はラジオと無線通信、第2次世界大戦中は電子技術の軍事利用、終戦直後にはラジオとアマチュア無線の大ブームに乗り、その後はテレビやデジタル技術を含むエレクトロニクス総合誌となりました。1970年代からはオーディオ記事の比率を上げ、現在は「オーディオ総合月刊誌」となっています。創刊以来、自作機器を中心に、オーディオ技術を一貫してそのテーマとし、現在でも最先端の情報を反映しながらその伝統を継承し続けています。

商品名MJ無線と実験 2021年4月号

商品名(カナ)エムジェームセントジッケン 2021ネン4ガツゴウ

編集者名MJ無線と実験編集部

判型B5

【特集】アナログオーディオ製品ガイド&MJ執筆者のアナログ再生

[アナログオーディオ製品ガイド]
●アコースティックリヴァイブ RTS-30 ターンテーブルシート
●フォースマイルラボ Clean Mate NEO 吸引式レコードクリーニングマシン
●山本音響工芸 HS-7 ツバキ材ヘッドシェル
●KS-Remasta LW-8100EVOⅠ 8N-OFCシェルリード

[MJ執筆者のアナログ再生]
●現代でも通用するデンオンDP-2700改造品とガラード301 小林 貢
●ターンテーブルは正確な回転とシートが重要 井上千岳
●糸ドライブ,ピュアストレート,モノーラル動作でアナログ再生 柴崎 功
●私のアナログ再生 角田郁雄
●自作で追求するステレオ再生装置 柳沢正史
●ガラード401とSME3009とLCR型イコライザーでアナログ再生 岩村保雄
●ステレオとモノーラルレコード,テープによるアナログ再生 征矢 進
●MCヘッドアンプの改良 柴田由喜雄

【オリジナル・サウンドシステムの製作】
●初段に新考案のμフォロワーを採用,実体配線図付き EL34 UL接続シングルパワーアンプ 長島 勝
●RIAA,Columbia,Deccaのイコライジングカーブに対応した NF型フォノイコライザーアンプ 岩村保雄
●設計から改造までDIYで楽しむ真空管アンプ製作No.18 EL34ほかを利用できる5極管接続シングルアンプを作る(6)発振を防止して音質を改善する 秋一郎
●DCアンプシリーズNo.276 FET&真空管DCマイク,DSD用A/Dコンバーター,バッテリードライブ バランス電流伝送DSD録音システム[前編] 金田明彦
●DCアンプシリーズNo.275 Nutube差動アンプ入力,4端子SiC MOS-FET出力段,バッテリードライブ Nutubeハイブリッドプリアンプ&パワーアンプ[後編] 金田明彦
●重低音の充実を図って効果的に音質改善を WE407A 3Dアンプ 征矢進
●パソコンによるオーディオアンプ設計・製作支援 〔第22回〕フェーダーボックスの製作(3)アッテネーターの切り換えスイッチの検討 池田平輔
●高能率・高音質システムを目指す 小型スピーカーの設計と製作 第156回 小澤隆久
●最新の測定と設計による,高性能・高音質スピーカーの製作(3)SBアコースティックのSatoriユニットを使った高性能3ウエイスピーカー(3) エンクロージャー容積の決定 鈴木康平

【オーディオテクノロジー】
[MJテクニカルレポート]
●MQA対応デジタルオーディオプレーヤー ラックスマンD-03XとD-10Xの回路技術と実装技術 柴崎 功
●海外オークションで落札,ヴィンテージサウンドに接する 不動状態のティアック55-2のその後とガレージで発見した2作のサブマスター 小林 貢
●クラウドdeオーディオへの誘い 第11回 日本国内でのスタートが待たれる欧州のハイレゾ・サブスクサービス 正木豊
●音楽再生の小宇宙を探索 スモールオーディオで楽しもう 第8回 イヤフォンのリケーブルを試す① 半澤公一
●ウエスタンエレクトリックの歴史25回 革命の実現:「ヴァイタフォニック」の誕生 長澤 健

【MJベストオーディオコンポ】
[ズームアップ]
●テクニカルブレーン TEQ-Zero/s DCアンプ,無帰還,バランス構成MC専用フォノイコライザー
●オーディオテクニカ AT-BHA100 真空管とトランジスターのハイブリッド構成ヘッドフォンアンプ
●オーディオテクニカ AT-DAC100 PCM 768kHz/32bit,DSD 22.4MHz対応D/Aコンバーター
●ダリ OBERON 9 バスレフ方式フロア型3ウエイスピーカーシステム
●音工房Z  Z1-LivornoS バスレフ方式ブックシェルフ型2ウエイスピーカーシステム

[MJレポート]
●ハイパーサブゼロトリートメントLPを聴く

●新製品ニュース

【音楽/音響空間/プロオーディオ】
●リスニングルームNo.621 自作スピーカーシステムで究める音像定位と超低域再生 埼玉県朝霞市 生形三郎氏宅

【オーディオ&ソフトガイド】
●MJオーディオ情報
●LPレコードの真実 第91回 アトランティックの大運河 山口克巳
●ジャズ&ポップス新譜レビュー
●クラシック名盤名演奏 第159回 最もフランス的な指揮者、ジャン・マルティノン 平林直哉
●名曲を訪ねてシネマの森へ155 柳沢正史

【読者のページ】
●サイドワインダー 真空管MCヘッドアンプ 橋本昌幸
●第11回 信州自作オーディオ試聴会
●MJディメンション
●MJニュース クラシックコンポーネンツ新店舗で営業開始
●部品交換

【表紙】
テクニカルブレーン TEQ-Zero/s MCフォノイコライザー

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