商品名フローリスト 2024年8月号
商品名（カナ）フローリスト 2024ネン8ガツゴウ
編集者名フローリスト編集部
判型AB
ここだけの話
プリザーブドフラワーで“緑の循環”
『フローリスト』は生花が好きな読者が多いと思いますが、暑さが厳しい夏はアーティフィシャルフラワーが大活躍！
本物そっくりの花やグリーンも多く、バリエーションも豊富！ということで、8月号ではアーティフィシャルフラワーを特集しています。
商品開発をされているメーカーの方々に製作過程を伺ったり、アーティフィシャルならではの使い方や、エコの観点からいま注目されているソラフラワーも紹介していますが、プリザーブドフラワーを扱えなかったので、ここでは大地農園さんの展示会の様子をお伝えします。
プリザーブドフラワーとは花や葉を特殊な技術を用いて加工し、一番よい状態を長期間保つもので、大地農園さんは自社工場で製造しています。
今回の展示会でとくに目を引いたのはお正月飾り。
松や稲わらをはじめ、シダやヒカゲノカズラといった葉物の発色が美しく、見本として展示されているお飾りのデザインも素敵でした。
それらの素材は兵庫県の山中で採集されたもので、安田郷森林組合の方々に協力してもらっているとか。
自生している植物を厳選して丁寧に収穫、商品化され、組合側ではその協力費を資金に、森林整備などの環境保全活動を実施しているそうです。大地農園さんでは、「素材を使うほどに里山が守られる“緑の循環”」への参加を呼び掛けていました。
ガラスケースに入れて植物標本のようにしたり、ハンギンググリーンにしたりと、インテリアとして楽しむ提案もしていました。
ほかにもさまざまな用途で活躍！
プリザーブドフラワーといえば、ウエディングでも人気ですよね。でも、花首だけだから……と平面的な使い方をされるケースが多いかもしれません。
展示会ではプリザーブドのステムもありました！花に簡単につけられて、束ねると本物のブーケのようです。
アーティフィシャルフラワー同様、プリザーブドフラワーも葬儀やお仏壇など故人を偲ぶシーンでニーズが高まっているようです。
写真のコーナーでは優しい色合いの花と白いグリーンを合わせていました。
もちろん、これから到来するクリスマスでも活躍します。
ヒムロスギやグリーンアイスといった定番のグリーンをはじめ、白やゴールドの花材や実ものも充実していました。
WEBカタログなどでぜひチェックしてみてくださいね。
