商品名フローリスト 2021年5月号
商品名(カナ)フローリスト 2021ネン5ガツゴウ
編集者名フローリスト編集部
判型AB
世界的に活躍する花屋の原点と活動、信念に迫る。話題の花のサブスクやカーネーションの品種紹介も フローリスト編集部 : 久保
内容
◇特集:東 信、花樹研究所/JARDINS des FLEURS:覚悟
フルオーダーメイドの花店「ジャルダン・デ・フルール」を営み、フラワーアーティストとしても活躍する東信。
本特集では国内外で発表してきた作品から「生と死」「摩擦」「祈り」「希望」というキーワードをもとに抜粋し、美しい写真と解説で紹介しています。
「ジャルダン・デ・フルール」の1日も追い、店内やスタッフの様子、制作の過程も掲載。
東さんのロングインタビューも収録し、その生き様と花屋としての信念を伝えます。
ここだけの話
『フローリスト』5月号は、「東 信、花樹研究所/JARDINS des FLEURS 覚悟」特集です。
特集の最後に掲載している東さんのインタビューは、8000字ものボリュームになってしまいましたが、私の素朴な疑問に丁寧に答えてくださったので、それでも書ききれないことがたくさんありました。その中からエピソードをひとつご紹介します。
東さんは作品集『花と俺』(求龍堂、2013年)の中で、2009年に行なったエキシビション「Distortion×Flowers」がきっかけで、異なる色を組み合わせられるようになったと書かれていたので、その真意を改めて伺いました。
花屋をはじめた当初は単色や白とグリーンの組み合わせが多く、とくにピンクは苦手だったそうです。ところが、カラフルなエフェクターに合わせて花を選び、演奏する展覧会を行なったことで、異なる音を掛け合わせるように色も組み合わせればよいと気づいたそうです。
もともと東さんは、プロのミュージシャンを目指すほど音楽活動をされていて、エフェクターの色と音色が体に刷り込まれていたから、花の色にも置き換えられたのでしょう。人から教わったわけでも、教科書で学んだわけでもなく、自らの経験と感覚から身につけたからこそ、自由自在に色を操れるようになったのだと腑に落ちました。
色に限らず、独学でフラワーデザインを身につけ、独自のやり方で花の美を探究し続けている東さんらしいエピソードだと思います。
借り物ではない、自らの気づきがあればこそ、真に自分のものになる。そのための鍛錬を惜しまない、信念と覚悟を感じていただける特集です。
雑誌紹介
1984年創刊。花店の今を伝える花のアートとビジネスの情報誌。毎号、全国各地にある注目の花店を取材し、ブーケ、アレンジメントなどの最新トレンドや個性あふれるフラワーデザインを紹介します。第一線で活躍するフラワーデザイナーのテクニックも丁寧に解説する。普段知ることができない産地の情報も充実。花店関係者のみならず、将来花の仕事に就きたい人、花き業界の人、日常のなかで花を飾ることを楽しみたい人にとっても必携の情報が満載です。
商品名フローリスト 2021年5月号
商品名(カナ)フローリスト 2021ネン5ガツゴウ
編集者名フローリスト編集部
判型AB
◇特集:東 信、花樹研究所/JARDINS des FLEURS:覚悟
原点:ジャルダン・デ・フルールの1日
生と死:「Bombing of a dahlia」「BOX FLOWERS」ほか
摩擦:「式冬」「In Bloom」「Frozen Flowers」ほか
祈り:「Burning Flowers」「WORLD PEACE」ほか
希望:「Botanical Sculpture」「Flower Shop “KIBOU”」ほか
東信ロングインタビュー「信念」
椎木俊介インタビュー「花屋が写真をやる理由」
[第2特集]
■花のサブスクの今
Bloomee[株式会社Crunch Style]/HitoHana[株式会社Beer&Tech]/季節のドライフラワー定期便[土と風の植物園]/FlowerLetter[Fleur Universelle]/ハナノヒ[株式会社日比谷花壇]
[第3特集]
■LOVE CARNATION!
母の日だけじゃない! いつも使いたい、飾りたいカーネーション
[好評連載]
■写真家と花/福井裕子(最終回)
■フローリスト花散歩/花福こざる
ナデシコ
■今月のバラ
モーヴギモーヴ
■WEEKEND FLOWER/花の国日本協議会
バラ、カーネーション、アストランチア、アスチルベ
■Vase’s Resume/王寺彰人(最終回)
コラムを通して心を動かす
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