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天文・宇宙
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天文ガイド 2024年1月号 [特大号 別冊付録付き]

編集: 天文ガイド編集部

定価(税込)1,320円

発売日2023年12月05日

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特集は2024年注目の天文現象をダイジェストで紹介。特別付録は「アストロカレンダー2024」です。 天文ガイド編集部 : 佐々木

内容

■【別冊付録 2024年アストロカレンダー】
平井裕磨、森 幸絵
特別付録は好評のミニ・カレンダー。「読者の天体写真」入選歴のある平井裕磨さん、森 幸絵さんの星空風景写真で構成しました。平井さん、森さんにカレンダー掲載作品の紹介とふだんの撮影活動を紹介した特別ページも掲載しています。

 

■【特集 2024年注目の天文現象】
沼澤茂美
2024年にぜひ見たい注目の天文現象をダイジェストで紹介。最注目は今秋の増光が予報されているC/2023 A3紫金山・アトラス彗星のほか、2024年に2回起こるスピカ食、土星食、流星群や惑星の集合ほか、見逃せない現象をセレクトして紹介しました。2024年の観測計画にお役立てください。

 

■【撮影と眼視観察性能を追求 ビクセンVSD90SS】
中西アキオ
2022年のCP+会場で開発発表されて以降、多くの天文ファンから発売を心待ちにされていたビクセンの屈折望遠鏡「VSD90SS」が発売開始なりました。本機の特長は写真撮影性能だけでなく、眼視観察性能も高く両立していること。中西アキオさんが、いち早く試作機を借りフィールドで試写。作例をもとに本機のインプレッションを紹介します。

 

■【皆既日食撮影の最前線 皆既日食の冷却CMOSカメラでの撮影と眼視観察】
津村光則
皆既日食の撮影の最新動向やテクニックを紹介する短期集中連載の第2回。今回はベテラン天文家の津村光則さんの取り組みを紹介します。2023年4月オーストラリア日食で、冷却CMOSカメラを初めて使用。その導入から撮影結果までを紹介。あわせて撮影と同時に眼視観察にも注力した日食観測方法を紹介します。

 

■【新連載 星空に会いに行く・撮りに行く】
成澤広幸
「星空撮影QUICKガイド」に代わり、成澤広幸さんの新たな連載が開始。成澤さんが星空撮影の活動を通して出会ったことや気づいたことから、“天文ファンのみなさんにぜひ伝えたい”トピックを毎号紹介していきます。

ここだけの話

2023年末を飾る天文現象「ふたご座流星群」。好条件の流星群をぜひ見てみてください。

冬の風物詩的な天文現象が12月半ばに見られる「ふたご座流星群」です。
流星群は毎年「極大」や「ピーク」とよばれる日に、その活動がもっとも活発になります。

ふたご座流星群は毎年12月13~14日頃に極大を迎え、その晩は多くの流星の出現を見ることができるので、人気の高い天文現象です。

 

 

1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群とともに、ふたご座流星群は年間3大流星群の一つとされています。
ふたご座流星群は、8月のペルセウス座流星群を上回るほどの流星出現数があり、空の条件が良ければ、極大前後には、1時間に100個ほどの流星を見られる、という特徴があります。

 

 

流星群を見るための「空の条件の良さ」には、さまざまな指標がありますが、その一つが「極大の時に月明かりがどれくらい影響するか」ということです。
月明かりがある夜の場合は、その明かりにかき消されて見えない流星の数も多くなります。一方、極大が月明かりの影響のない新月の晩の時の場合は、暗い流星も見やすくなり、多くの流星が見られる「好条件」と言えます。

 

 

写真2022年のふたご座流星群をとらえたものです(撮影:及川聖彦)。

極大のときに下弦前の月明かりがあり、その影響を受けました(流星が見られないわけではありません)。

 

今年2023年のふたご座流星群の極大は12月15日午前4時です。流星群を見るなら、12月14日の夜、または12月15日の夜が多くの流星を見ることができるタイミングです。
そして、12月13日が新月です。極大が新月に近いため、今年のふたご座流星群は月明かりの影響を心配する必要がなく、多くの流星を見ることができる好条件なのです。

 

好条件で見られる2023年のふたご座流星群。ぜひ見てみてはいかがでしょうか?

雑誌紹介

1965年創刊。星空と宇宙に関心がある人のための月刊誌。話題の星空イベントの楽しみ方から、注目の宇宙の話題までをわかりやすく紹介します。星空観察の仕方、最新の宇宙探査の解説記事、星空風景写真を初めて撮る人のための撮影方法紹介、天体望遠鏡の使い方、注目の天文グッズ紹介、ディープな天体写真撮影テクニックなど、ビギナーからベテランまで楽しめる幅広い内容です。記事と連動した星空動画は天文ガイドYouTubeチャンネルに毎月アップ。電子版でも購読いただけます。

商品名天文ガイド 2024年1月号 [特大号 別冊付録付き]

商品名(カナ)テンモンガイド 2024ネン1ガツゴウ トクダイゴウ ベッサツフロクツキ

編集者名天文ガイド編集部

判型B5

【別冊付録】2024年アストロカレンダー

 

【特集】
2024年注目の天文現象/沼澤茂美、脇屋奈々代

 

撮影と眼視観察性能を追求
ビクセンVSD90SS/中西アキオ

 

皆既日食撮影の最前線/津村光則

 

[新連載]星空に会いに行く・撮りに行く/成澤広幸

 

【TOPICS】
10月29日 部分月食とガニメデの木星面経過
美しい星空風景写真で2024年を彩る特別付録アストロカレンダー2024/平井祐磨、森 幸絵
太陽面とプロミネンスの表現方法について/山崎明宏
RC ASTROの画像処理ツール5選④/西條善弘
プラネタリウム100年 地上の星を訪ねて/塚田 健

 

【THE SKY】
1月の星空と天体観測/沼澤茂美、脇屋奈々代

 

【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS/内藤誠一郎、塚田 健、三浦飛未来
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報

 

【天体写真】
読者の天体写真
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)

 

【連載】
月のある絶景/榎本 司
星雲・星団案内/津村光則
天文学コンサイス/半田利弘
T.G.Factory/西條善弘
読者Space!
マサが行く!
リーマンサットa go-go!/ヨッシー
柳家小ゑんのエントロピーガイア!
今日からロケッティア!/足立昌孝
オーロラ出現予報/篠原 学
宇宙天気/篠原 学
星のある場所/森 雅之

 

【観測ガイド】
天文データ/相馬 充 流星ガイド/長田和弘 星食ガイド/広瀬敏夫
変光星ガイド/大島誠人 変光星の近況/広沢憲治 太陽黒点近況/時政典孝
小惑星ガイド/渡辺和郎 人工天体/橋本就安 惑星の近況/堀川邦昭
彗星ガイド/中野主一

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