商品名天文ガイド 2023年1月号 [特大号 別冊付録付き]
商品名(カナ)テンモンガイド 2023ネン1ガツゴウ トクダイゴウ ベッサツフロクツキ
編集者名天文ガイド編集部
判型B5
特集は2023年注目の天文現象、そして11月8日に起こった皆既月食&天王星食の写真ギャラリーです。 天文ガイド編集部 : 庄司
内容
■【特別付録】
1月特大号付録は「2023年アストロカレンダー」。
12ヵ月の星空風景と天文現象を掲載。観測計画に役立つミニカレンダーです。
■【特集:2023年注目の天文現象】
沼澤茂美、脇屋奈々代
2023年に要注目の天文現象をダイジェストで紹介します。
2023年に前半に見られる金星と木星の接近や金星食、18年ぶりに夜間で見られるアンタレス食、
好条件のペルセウス座流星群とふたご流星群、部分日食、部分月食など、
2023年の見逃せない天文現象をまとめてチェック!
■【全天周映像で見る古天球儀の世界】
齋藤正晴
17世紀に製作された古天球儀を高精細画像でとらえ、
プラネタリウムの全天周ドームで投影した多摩六都科学館の試みを紹介。
古天球儀の画像とデジタルプラネタリウムの星を重ねると、
驚くべき正確さで描かれていることもわかりました。
1月18日に同館で上映されるプログラム「古天球儀の世界」を
いち早く誌面でビジュアルに紹介します。
■【各地でとらえた11月8日の皆既月食】
11月8日の皆既月食は月食の全経過を見ることができ、
見やすい時間帯&高度で起こる好条件の月食でした。
当日は天候に恵まれて、多くの人が月食の月を見上げ、大きな話題となりました。
天文ガイド編集部に多数届いた皆既月食と天王星食の写真を紹介します。
■【小惑星ディディモス、小惑星ファエトンによる掩蔽観測成功】
瀧本麻須美、早水 勉
NASAの探査機「DART」は小惑星ディディモスの衛星・ディモルフォスへの衝突実験に成功。
そのディディモスは推定直径780mほどの小惑星ですが、
この10月に日本人の観測チームが掩蔽の観測に成功しました。
同じ10月に、ふたご座流星群の母天体である小惑星ファエトンによる掩蔽(恒星食)の
観測にプロ・アマの観測者からなる日本人チームが成功しました。
快挙といえる成果となった2つの観測について紹介します。
■【2023年4月20日金環皆既日食情報】
天文ガイド編集部
2023年4月20日に起こる金環皆既日食(日本国内では部分日食)。
天文ガイドではオーストラリアのエクスマウス付近、東ティモールでの
観測ツアーを企画しています。現地での日食の様子などを紹介します。
ここだけの話
みなさん、11月8日に起こった皆既月食は見られましたか?
今回の皆既月食では、皆既中に天王星食が起こるということで、そちらも大変話題になりましたよね。でも、一般の人にとっては月に星が隠されることって何がおもしろいの? とか、どんな科学的な意義があるの? と、素朴な疑問がわいてきますよね。そこで、ここでは星食について少しお話ししてみようと思います。
ご存じのように、星食とは月が恒星や惑星を隠す現象です。恒星は1時間に約15.04°進むのに対し、月は1時間に約14.49°進みます。つまり、恒星の方が進むのが速いために星食という現象が起こるわけです。この星食を観測することで天文学は大きく発展しました。
①月の運動を知る
星食を観測することで、恒星と月の位置関係が与えられます(現在はレーザーで月との距離を観測)。
②地球自転速度の不整を知る
星食を観測することで、地球の時点の様子を知り、うるう秒の挿入時期の頻度を調節していました(現在は原子時計を用いたVLBI観測を利用)。
③観測地の経緯度を知る
離島など三角測量が難しいところでは、星食の観測データにより経緯度を逆算していました(現在はVLBI観測、GPSを利用)。
このように、星食は見た目のおもしろさだけではなく、位置天文学という分野で大きな貢献を果たした天文現象なのです。
ちなみに、星食と似た現象として「接食」というものがあります。恒星や惑星が月の縁ぎりぎりをかすめていく現象で、月の縁の凸凹により見えたり隠れたりすることで明滅して見えます。こちらも大変見ごたえのある現象ですので、チャンスがあればぜひ見てみてください。
天文ガイド1月号では、11月8日に起こった天王星食をともなう皆既月食の写真ギャラリーを掲載しています。皆既中に起こった惑星食の見ごたえある写真をお楽しみください。
雑誌紹介
1965年創刊。星空と宇宙に関心がある人のための月刊誌。話題の星空イベントの楽しみ方から、注目の宇宙の話題までをわかりやすく紹介します。星空観察の仕方、最新の宇宙探査の解説記事、星空風景写真を初めて撮る人のための撮影方法紹介、天体望遠鏡の使い方、注目の天文グッズ紹介、ディープな天体写真撮影テクニックなど、ビギナーからベテランまで楽しめる幅広い内容です。記事と連動した星空動画は天文ガイドYouTubeチャンネルに毎月アップ。電子版でも購読いただけます。
商品名天文ガイド 2023年1月号 [特大号 別冊付録付き]
商品名(カナ)テンモンガイド 2023ネン1ガツゴウ トクダイゴウ ベッサツフロクツキ
編集者名天文ガイド編集部
判型B5
【特別付録】
2023年アストロカレンダー
【特集】
2023年注目の天文現象
18年ぶりの夜間のアンタレス食、好条件の流星群…/沼澤茂美、脇屋奈々代
各地でとらえた11月8日の皆既月食
全天周映像で見る古天球儀の世界/齋藤正晴
小惑星ディディモス、小惑星ファエトン掩蔽観測成功/瀧本麻須美、早水 勉
【TOPICS】
2023年4月20日金環皆既日食情報
プラネタリウム誕生から100年-地上の星を訪ねて/塚田 健
月のある絶景/榎本 司
おうし座流星群速報/長田和弘
星明かり月明かり/牛山俊男
星空撮影QUICKガイド/成澤広幸
太陽を撮る/山崎明宏
初・中級者向けのレタッチ/西條善弘
宇宙からの視点 特別編/池内了
国際天文学オリンピック/塚田 健
大口径望遠鏡架台の修理顛末記/外山保廣
「銀河巡礼」全曲公演レポート/中野博子
【THE SKY】
1月の星空と天体観測/藤井 旭
【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS/石崎昌春、内藤誠一郎、塚田 健
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報
【天体写真】
読者の天体写真
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)
【連載】
星雲・星団案内/津村光則
天文学コンサイス/半田利弘
リーマンサットa go-go!/サホコ
柳家小ゑんのエントロピーガイア!
今日からロケッティア!/足立昌孝
宇宙天気/篠原 学
オーロラ出現予報/篠原 学
星のある場所/森 雅之
【観測ガイド】
天文データ/相馬 充 流星ガイド/長田和弘 星食ガイド/広瀬敏夫
変光星ガイド/大島誠人 変光星の近況/広沢憲治 太陽黒点近況/時政典孝
小惑星ガイド/渡辺和郎 人工天体/橋本就安 惑星の近況/堀川邦昭
彗星ガイド/中野主一
関連情報
藤井 旭の天文年鑑 2023年版
藤井 旭
発売日:2022年12月09日
宇宙大航海時代
JAXA宇宙大航海時代検討委員会
発売日:2022年12月08日
宇宙の図鑑
沼澤 茂美 ほか
発売日:2022年12月06日
天文年鑑 2023年版
天文年鑑編集委員会
発売日:2022年11月24日
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相馬 充
発売日:2022年10月06日
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発売日:2022年09月26日
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反射望遠鏡光学入門
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発売日:2021年09月09日
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生粋の趣味人のための、深くて広い12ジャンル。
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