天文ガイド 2022年5月号

特集は2022注目の天文機材＆動画の詳細レポート。ほか、春の惑星集合の観測と撮影ガイドを紹介。天文ガイド編集部 : 佐々木

内容

【特集】
〇2022注目の天文機材はこれだ！／井川俊彦
今春発表された注目の天文関連機材を紹介。望遠鏡メーカーから発表された新製品と年内発売を目指す開発中の機材を詳しく紹介します。

〇おすすめ！天文系オンライン動画ピックアップ
オンライン開催となったCP+2022。今年は昨年にも増してオンライン配信コンテンツが充実していました。望遠鏡メーカー各社＆天文関連のライブ配信、オンライン動画から、興味深い企画をピックアップして紹介。開催後もアーカイブ動画として見られます。

〇6惑星と月が明け方の空に集合
春の惑星集合を見よう／早水勉　小林幹也
2022年春に起こる「惑星集合」。4月～5月にかけて金星、木星、土星、海王星の惑星と月があいついで接近します。惑星どうしの接近や月と惑星の接近はよく起こりますが、これほどの多数の惑星が同時期に同じ天域で集合するのはめったにありません。
春の明け方の空に複数の惑星が並ぶ様子はフォトッジェニックな眺めとなります。
また、惑星どうしの接近は望遠鏡の視野におさまって観測することができます。
4月～5月に見られる注目の現象を紹介します。
また、惑星が集合する星空風景を撮るための、撮影タイミング、ロケーション、構図例など、撮影ガイドを紹介します。

〇「宇宙就活」とは？／柏木　結衣
宇宙系の仕事に就きたい人のために開催されている「宇宙就活」。どのような人に向けて、どうよう活用される催しなのか、開催実行委員によるレポートで紹介。

〇高解像な月を撮る／山崎明宏
連載「月・惑星」高画質画像撮影法は、5月号から月の撮影編がスタート。高解像な月面撮影テクニックを紹介していきます。

ここだけの話

オンラインでの天文コンテンツに注目

2月22日（火）～27日（日）まで、カメラと映像のワールドプレミアショー「CP+2022」が開催されました。

2020年は開催中止、2021年はオンラインのみの開催で、今年2022年はリアル会場での開催を予定していましたが、オミクロン株の感染拡大状況を受けて、オンラインのみに変更して開催されました。

こうした展示会は、新登場の機材の実物を見たり、実際に手に取ることができるのが大きな魅力です。そのため、リアル会場での開催復活を望む声は多くありましたが、残念ながら今回も会場での開催は実現しませんでした。

代わりにオンラインで配信されたコンテンツが非常に充実していました。昨年にも増して、カメラメーカーをはじめとした出展社によるオンラインセミナーや動画配信が多数行なわれ、さまざまな企画が試みられていました。

天文関連でも、望遠鏡メーカーによるライブ、動画配信が行なわれました。

サイトロンジャパンでは、電視観望やフィルターを使った都会での天体撮影など、近年広がっている新しい天体の楽しみ方が紹介されました。

ビクセンでは、同社主催のフォトコンテストの講評をトークライブとして配信する、という新たな試みがありました。

これらは、いずれもこれまでにはない新しいチャレンジとなり、内容的にも非常に興味深いものが多いです。開催後もアーカイブ動画で見られるので、未見の人はぜひ視聴してみてはください。

『天文ガイド』2022年5月号でもこれらを詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

雑誌紹介

1965年創刊。星空と宇宙に関心がある人のための月刊誌。話題の星空イベントの楽しみ方から、注目の宇宙の話題までをわかりやすく紹介します。星空観察の仕方、最新の宇宙探査の解説記事、星空風景写真を初めて撮る人のための撮影方法紹介、天体望遠鏡の使い方、注目の天文グッズ紹介、ディープな天体写真撮影テクニックなど、ビギナーからベテランまで楽しめる幅広い内容です。記事と連動した星空動画は天文ガイドYouTubeチャンネルに毎月アップ。電子版でも購読いただけます。

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