商品名アイデア No.391 2020年10月号
商品名(カナ)アイデア ナンバー391 2020ネン10ガツゴウ
編集者名アイデア編集部
判型A4変(縦297mm×横225mm)
特集は「オルタナティブ・リアリティ」。2部構成のもと、危機の時代の表現を考えていく。 アイデア編集部 : 鶴本
内容
特集:オルタナティブ・リアリティ 空想と現実を交差する,危機の時代のデザインと想像力
企画・編集:アイデア編集部
デザイン:ラボラトリーズ
世界的なパンデミックにより,私たちの日常生活における行動やコミュニケーションはいまもなお変更を強いられている。
多くのデザイナーが活動休止を余儀なくされるような事態は,現在のグラフィックデザインが資本主義経済と表裏一体のものとして発展してきた事実や,それ以降のデザインの実践や議論が根づかない各国の環境を前景化させているといえるだろう。
本特集では,前半部分を「Phantom spoon パンデミックの姿」と題し,パンデミックにより中止・無期延期となった展覧会やイベントの広報物を各国のデザイナーから募り,誌面に幻のデザインプロジェクトとして紹介する。
それぞれのグラフィックを中止にあたる状況や制作時のストーリーと共に紹介することで,世界的なロックダウンでうまれた空白の時間のビジュアル・アーカイブを作成。
後半部分では,「データジャーナリズムとデザイン」をテーマに,ニュースメディアにおけるインフォメーション・グラフィックスについて,各国の報道紙デザイン部に取材。
データジャーナリズムとデザインのあり方を考えていく。
あり得たかもしれない現実と,事実(だと思われているもの)に基づく表現という異なる軸のデザイン表現を並列することで,危機の時代のパラレルなデザイン表現を考えていく。
ここだけの話
本誌特集は、前半を「Phantom spoon(幻の姿)」と題して、パンデミックにより中止・無期延期となった展覧会やイベントの広報物(ポスター・チラシ)を、欧米やアジア圏で活躍するデザイナー約40組から募り、誌面に幻(Phantom)のデザインプロジェクトとして紹介。
後半は「データジャーナリズムとデザイン」。
近年、紙からウェブへの移行によってその表現を変えつつあるニュースメディアにおけるインフォメーション・グラフィックスについて、各国の報道紙デザイン部に取材し、データジャーナリズムとデザインの在り方を考えます。
特集以外も、惜しくも7月に逝去された戸田ツトムさんの2000年以降のデザインをめぐる、鈴木一誌へのインタビュー記事や、作品集『WORKS』の刊行を記念してのNoritakeさんと、大原大次郎さんによる特別対談など充実した記事が続きます。
記事のひとつ「視えないもの,無意識の形態 倉嶌隆広インタビュー」では、東京の広告代理店でアートディレクターを務める傍ら、自主制作としてモワレパターンによる錯視を利用した作品を発表している倉嶌さんに、これまでの活動を振り返るインタビューを行いました。
誌面で紹介するために、倉嶌さんに様々な作品をお借りしながら撮影を実施。
その中のひとつに、蓄光インキを使った作品がありました。
暗闇の中で印刷されたグラフィックが発光して浮かび上がる作品は、蓄光顔料が太陽光などの光エネルギーを吸収し、少しずつ放出することで発光する仕組みです。
そのため、暗闇での撮影で時間が経つ内に、どんどん光が弱まっていくため、撮影は時間との闘い。目で見る光の鮮やかさを誌面でも再現するために、カメラマンの青柳さんに奮闘いただいた写真は、是非誌面をチェックしてみてください。
雑誌紹介
1953年の創刊以来、グラフィックデザイン、タイポグラフィを主軸に、古今東西のデザインの状況を世界にむけて伝え続けるデザイン誌。毎号異なる仕様とハイクオリティの印刷により最先端のヴィジュアルカルチャーを紹介しています。専門性・資料性の高いコンテンツに加え、マンガ・アニメ,ゲームといったサブカルチャーにデザイン的な視点から迫る企画など、間口の広さも魅力です。
商品名アイデア No.391 2020年10月号
商品名(カナ)アイデア ナンバー391 2020ネン10ガツゴウ
編集者名アイデア編集部
判型A4変(縦297mm×横225mm)
12 genres
知らない世界がここに。
生粋の趣味人のための、深くて広い12ジャンル。
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