商品名アイデア No.389 2020年4月号
商品名(カナ)アイデア ナンバー389 2020ネン4ガツゴウ
編集者名アイデア編集部
判型A4変(縦297mm×横225mm)
ジェンダーを切り口に社会にどんな問いを立てていけるのか、グラフィックデザインの可能性を探ります。 アイデア編集部 : 鶴本
内容
特集:フ ェミニスト・モーメント ジェンダーから考えるグラフィックデザインの可能性
企画・構成:アイデア編集部
デザイン:LABORATORIES(加藤賢策,岸田紘之)
現代を生きる人々の多くが、性別を問わずフェミニズムやジェンダー問題を身近に意識する、あるいは当事者として直面する「フェミニスト・モーメント」を経験している。
そうしたジェンダー不平等を抱える社会に対し、わたしたちはデザインを通じてどんな問いかけをしてくことが出来るのか。
本特集では、韓国で行われた女性デザイナーによる意欲的なプロジェクト・展示企画の紹介を起点に、日本、アメリカ、ヨーロッパの新旧女性デザイナーたちによる実践を紹介していく。
しかし、本特集に登場する女性デザイナーたちは必ずしもフェミニストであるわけではなく、全員が意識的にジェンダーの問題と対峙しているわけではない。
当然ながらジェンダーにより特定の形やデザインスタイルが規定されることはなく、本特集もまた、ジェンダーとスタイルを結び付けるようなことは意図していない。
つまるところ、これからのグラフィックデザインの可能性を考えるうえで、女性や男性といった括りを設けることは、それ自体意味をもたない行為であり、デザインの作り手も受け手も、括弧付きのスタイルや、括弧付きの何かに縛られる必要はないのだろう。
本特集では、企画そのものにあえてジェンダーバイアスを設定することで、そんな当たり前に立ち戻ってみることにした。
そのうえで、今わたしたちは社会に対してどんな問いを立てていけるのか、デザインの真価が問われている。
ここだけの話
アイデア389号は、「フ ェミニスト・モーメント ジェンダーから考えるグラフィックデザインの可能性」をテーマに、日本、韓国、アメリカ、ヨーロッパの新旧デザイナーたちによる取り組みの事例を紹介していきます。
表紙のデザインは、アートディレクターの加藤賢策さんと編集部が意見を出し合い、毎号テーマ毎に決めています。
今号は、ただ単にジェンダーと特定のデザインスタイルを結び付けることではなく、デザイナーたちがそれぞれ置かれた環境や社会の中で、どのような理想や目的をもち、デザインを通してどのように実践してきたかがわかる誌面作りを目指しました。
そんなニュートラルな誌面にする方針だったので、表紙もフラットなデザインに仕上げています。一部のフォントを傾けてみたり、装飾を入れてみたりしたものの、何か意味があるように見えてしまうため、装飾を廃し中立的な態度で整えました。また、書体や写真もできるだけフェミニンな雰囲気が出すぎないよう心がけました。
表紙とH2のビジュアルも過去と現在を意識しての写真セレクトとなっています。
写真の並びの結び付きや書体の佇まいなどからも、是非誌面をお楽しみください。
雑誌紹介
1953年の創刊以来、グラフィックデザイン、タイポグラフィを主軸に、古今東西のデザインの状況を世界にむけて伝え続けるデザイン誌。毎号異なる仕様とハイクオリティの印刷により最先端のヴィジュアルカルチャーを紹介しています。専門性・資料性の高いコンテンツに加え、マンガ・アニメ,ゲームといったサブカルチャーにデザイン的な視点から迫る企画など、間口の広さも魅力です。
商品名アイデア No.389 2020年4月号
商品名(カナ)アイデア ナンバー389 2020ネン4ガツゴウ
編集者名アイデア編集部
判型A4変(縦297mm×横225mm)
12 genres
知らない世界がここに。
生粋の趣味人のための、深くて広い12ジャンル。
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