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アイデア No.386 2019年7月号

編集: アイデア編集部

定価(税込)3,111円

発売日2019年06月10日

内容

特集:グラフィックデザイナーと展覧会 vol. 2
MINISTRY OF GRAPHIC DESIGN FIKRA GRAPHIC DESIGN BIENNIAL 01 INDEX
アラブ首長国連邦“グラフィックデザイン省”をめぐる61のキーワード

企画・編集:The Office of the Archive(後藤哲也&サキ・ホ),アイデア編集部
デザイン:LABORATORIES(加藤賢策,岸田紘之)
翻訳:ダンカン・ブラザトン,山本真実,大久保エマ,クリストファー・スティヴンズ,後藤哲也 
協力:フィクラ・グラフィック・デザイン・ビエンナーレ
撮影:オベイド・アル=ブドゥール(Beedii)

2017年の「グラフィックデザイナーと展覧会――ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレと世界の実践」特集に続き,グラフィックデザインと展覧会をめぐる今日の状況を考察する第2弾企画。
昨年11月,アラブ首長国連邦(UAE)で開催された中東初のデザイン・ビエンナーレ「フィクラ・グラフィック・デザイン・ビエンナーレ」に焦点をあて,参加デザイナーから集められたA to Zのキーワードをもとに非西洋圏におけるデザイン・ビエンナーレのあり方を考察する。
特集内にはアラビア語のタイポグラフィに関する論考や中東を拠点とするデザイナーたちへのインタビューなど,中東のデザインシーンを垣間見ることのできる貴重なコンテンツも収録。
ビエンナーレを通じて中東におけるグラフィックデザインの今後を見据えていく。

雑誌紹介

1953年の創刊以来、グラフィックデザイン、タイポグラフィを主軸に、古今東西のデザインの状況を世界にむけて伝え続けるデザイン誌。毎号異なる仕様とハイクオリティの印刷により最先端のヴィジュアルカルチャーを紹介しています。専門性・資料性の高いコンテンツに加え、マンガ・アニメ,ゲームといったサブカルチャーにデザイン的な視点から迫る企画など、間口の広さも魅力です。

商品名アイデア No.386 2019年7月号

商品名(カナ)アイデア ナンバー386 2019ネン7ガツゴウ

編集者名アイデア編集部

判型A4変(縦297mm×横225mm)

特集:グラフィックデザイナーと展覧会 vol. 2
MINISTRY OF GRAPHIC DESIGN FIKRA GRAPHIC DESIGN BIENNIAL 01 INDEX
アラブ首長国連邦“グラフィックデザイン省”をめぐる61のキーワード

もし……だったら

デザイン・メタファーとしての省
文:スティーブン・ヘラー

Dept. of Graphic Optimism:グラフィックデザインの楽観

アリア・アル=サビ:日出る場所/力の弁証法

アラビア語のタイポグラフィ:その可能性の新たな時代
文:フダ・スミッツハウゼン・アビ=ファレス

プレム・クリシュナマーシー:
コラボレーション/ツアーガイド/構造+物語+主題=社会空間/複数の帽子

Dept. of Mapping Margins:余白の地図化

ウズマ・Z・リズヴィ:デザインの脱植民地化/デザインの脱中心化/共生/スペキュラティブ/デザインの脱領域化/知識の共有
サンティ・ロウラチャウィ:脱中心化
アサド・パーベイズ:翻訳
レディオグラフィーク:1. 建設,2. ゲーム

エミリー・スミス:
最も重要な脈絡のない発言/遊び/詩

Dept. of Non-Binaries:ノンバイナリー

コモン・インタレスト:小文字のデザイン,ノンバイナリー
ベネデッタ・クリッパ:変質
クリストファー・ベントン:破壊分子
ローレンス・レマオアナ:野心,独自,多様,挑戦,前衛
シナ・ファコール:脱植民地的デザイン
ポーラ・ミネルガイト:対話的な
オドキン:アラームクロック/ギャップ
ギデオン・ジェイミー:フィクラ・ビエンナーレ
ジャスティン・チュアン:インターナショナル

Dept. of Flying Saucers:空飛ぶ円盤

ハラ・アル=アニ:一時的な
ターボ:思い出の品々
ファウンドランド・コレクティブ:サバイバル・ルート,シリア人コミュニティ,ディアスポラ・アイデンティティ
シンドーシ:ストーリーテラー

ナ・キム:
楽観主義/もし~だったら――もちろん/ ウィメンスピーク!/珊瑚の壁

Dept. of Dematerializing Language:非物質化言語

アルカディアンスタジオ:翻訳――言語,カルチュア・ミックス,リミックス,サンプリング,ハイブリッド,アラビア語,湾岸地域
アストリッド・ゼーム:銀行
エセン・カロル:ジェフ・トークス/#ノーレシピ
クリストフ・クノス&コンラッド・レナー:異文化間の

インタビュー:中東におけるグラフィックデザインの実践

Fikra(サレム・アル=カシミ)
Möbius Studio(ハラ・アル=アニ)
Turbo(モサンナ・フセイン,サイード・アブ=ジャバー)

Office of the Archive

後藤哲也:アーカイブ
サキ・ホ:インスタグラム,ワッツアップ

砂漠に浮かぶデザイン機構の幻
文:室賀清徳

索引

第29回 ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレ 2020
企画・編集:ラディム・ペスコ × アバケ × ソフィー・デデレン × アイデア編集部
デザイン:ラディム・ペスコ × アバケ
日本語組版:山田和寛(nipponia)
翻訳:大久保エマ

2018年の開催で28回を迎えた東欧チェコのグラフィックデザイン・ビエンナーレ「ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレ」が,2020年以降の開催中止を余儀なくされている。
本企画では,その再開を目指すデザイナーたちの呼びかけにより,次回ビエンナーレにむけたポスターの寄稿を各国デザイナーに依頼。
誌面上での架空ビエンナーレを開催する。

【ポスター寄稿デザイナー】(掲載順)
Sulki & Min, åbäke, David Pons & Lissana Jouret, Bibliomania: Alexandru Balgiu & Olivier Lebrun, Zak Group, Radim Peško, Tamara Maletic / Linked by Air, アーロン・ニエ, Laura Pappa &Elisabeth Klement, Noviki: Katarzyna Nestorowicz & Marcin Nowicki, 秋山伸, Alice Gavin & Valentin Bigel at Groupe CCC, Alyssia Lou, LPPL, Katja Gretzinger, In the shade of a tree: Sophie Demay & Maël Fournier-Comte, Jon Sueda & chris hamamoto, Jean-Claude Chianale, ナ・キム, 服部一成, Mevis & van Deursen, Betsy Bickle, Pinar&Viola, Wayne Daly & Shumon Basar, Dan Eatock, Ryan Gander with Zbigniew Zuławski

新連載│FormSWISS 第1回
企画・構成:&Form
デザイン:丸山新,高橋圭太郎,加藤雄一
文:丸山新,牛嶋佳奈子,岩坂未佳
翻訳:藤本和子-ヘッジズ,大久保玲奈
撮影:大籏英武,Simone Cavadini(p. 174)
タイプフェイス:Swiss Typefaces
印刷(pp. 149-150):大洋印刷株式会社

インタビュー:丸山新 Formプロジェクトとその展開

「FormSWISS」は,グラフィックデザイナーの丸山新が主導し,今号より計4回にわたり展開する連載企画。
今後,誌面の枠を超えてイベントや展示企画として展開予定の上位プロジェクト「Form」の立ち上げ企画にあたるもので,各国のデザインの状況はもとより,その周辺にある教育,テクノロジー,ライフスタイルなどをデザイン的な視点で読み解き,今後のビジュアルコミュニケーションデザインのあり方を考えるものだ。
第1弾となるスイス編FormSWISSでは,スイスの3つの言語地域であるイタリア語圏,フランス語圏,ドイツ語圏を訪れ,ビジュアルコミュニケーションに携わるデザイナーやデザイン教育機関,美術館など,デザイン関係者約30組へ取材を行い,その様子を誌面化していく。
初回では,丸山へのインタビューを中心にプロジェクトの概要を紹介。

OK-RM 会話が導くナラティブプロジェクト
デザイン:北岡誠吾
翻訳:熱海綾乃

インタビュー:OK-RM

2008年に,オリバー・ナイトとロリー・マクグラスによって設立されたデザインスタジオOK-RM。
「デザインは会話である」と断言する彼らは,クライアントや協働者と密接にコミュニケーションを図りながら,アートブック,空間,VIなど,横断的かつ主体的にプロジェクトに関わっていくことで,ビジュアルコミュニケーションの新しい可能性を探っている。
また,クライアントのマニフェストを伝えることを重要視し,あえてブランドのロゴを使わないデザイン展開など,「ナラティブ・プロジェクト」と呼ぶ取り組みも行う。
本稿では,彼らの代表作を紹介するとともに,新作の作品集『EX NIHILO』を中心に,制作についてやプロジェクトの協働者のあり方について,話を聞いた。

連載│アトラス考――生態学的世界観の視覚化
最終回 可視と不可視のあいだで
文:大田暁雄

全8回の連載を締めくくる最終回。
「ダイアグラム」や「主題地図」に現れた人間の世界観をめぐる,という連載の動機や目的はじめ,全体を貫く「生態学的世界観の視覚化」というテーマがめざすところを著者個人の研究経緯を交えながら振り返る。

[イベントレポート]AIと共創するグラフィックデザイン
文:永原康史

第21回亀倉雄策賞,JAGDA新人賞2019 受賞者決定

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