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図解でよくわかる 根のきほん

根の種類、構造、機能から、品目ごとの特徴、樹種による違い、環境へのかかわりまで

著者: 根研究学会

定価(税込)1,980円

発売日2024年10月09日

ISBN978-4-416-62309-1

植物の『根』の種類や役割をはじめ、根の文化や品目毎に異なる特徴など、根のきほんを知ることができる本。

内容

「根っこ」に関する情報や知識は、土の中に根があることからも、一般の人々が意識したり調べたりすることはあまりありません。しかし、「根」は食や環境を根底から支える植物の重要な部位です。食と環境の重要性が改めて増している現在にあって、今までにない切り口でとして、「根」から世界を眺めてみる必要があるのではないかと根研究学会は考えました。本書は、植物の「根」に着目し、草本や木本植物・農作物の根について、根研究学会の会員が中心となり、各方面の専門家が詳しく執筆・解説・編集した書籍です。本書は、根の種類と共通構造、根の生物的な起源、植物による構造の違い、根の基本的な役割について、基本的な根の知識を身に付けることができます。また、根と文化や食を支える根、イネ科やイモ類・根菜類・果菜類・葉菜類・花き・果樹の品目ごとの根の特徴について解説しています。さらに、樹木種による根茎の違いについても解説していて、普段目にしない土の中の根の様子を知ることができます。そして、『環境を支える根』の章では、「根」をみつめなおし、減災や気候変動への有用性を説きし、最終章では「根の研究 最前線」について、宇宙と根・根と植物ホルモンなど、最新トピックスを掲載しています。植物の「根」に焦点をあてることで、自然環境や農業、造園などへの新しい視点を見つけることができるでしょう。また、根を知ることにより、土壌や肥料についても、より一層理解を深めることができるようになります。植物の「根」について、詳しく理解できるよう、解説した本です。

著者紹介

根研究学会(ネケンキュウガッカイ)

「根研究学会(Japanese Society for Root Research)」は、1992年に「根研究会」(ねけんきゅうかい)として発足し、2013年に「根研究学会」(ねけんきゅうがっかい)と改称しました。通称は「根研(ねけん)」、英語の略称は JSRR です。国内外あわせて350人以上の会員が参加しています。植物の根や、根に関連した植物・土壌・農業・環境保全などに関心をもつ人々の情報交換の場を提供するとともに、国内外の根研究の発展に寄与しています。なお、本会は日本学術会議の協力学術研究団体です。

商品名 図解でよくわかる 根のきほん

商品名(カナ) ズカイデヨクワカル ネノキホン

著者名 根研究学会

判型 A5

ページ数 176

第1章 知っているようで知らない根
根の種類と共通構造
根の生物的な起源
分岐構造のきほん
根圏と根域
根毛
植物による構造の違い 草本
植物による構造の違い 木本
支持機能 草本
支持機能 木本
養水分吸収機能 草本
養水分吸収機能 木本
樹木再根 吸収根と輸送根
根と微生物
貯蔵機能 草本
貯蔵機能 木本
落ち根
根と文化・芸術
ご神木と根
奇跡の一本松の根
火山活動とともに生きる樹木

第2章 いろいろな植物の根の特徴
種ごとの特徴
イネ科
 イネ 水稲と陸稲/ムギ/トウモロコシ
マメ科など
 ダイズ・エダマメ/アズキ/緑肥作物・シバ
イモ類・根菜類など
 ヤマノイモ/サツマイモ/ジャガイモ/サトイモ/レンコン・セリ/テンサイ/薬用植物と根
野菜(果菜類)
 トマト/キュウリ/ナス/スイカ/イチゴ/ピーマン・パプリカ
野菜(葉菜類など)
 レタス/ホウレンソウ/ネギ・タマネギ/ニンニク/キャベツ・ブロッコリー
花き
 バラ/キク/トルコギキョウ
果樹       
 リンゴ/ミカン/ブドウ/ナシ/オウトウ
工芸作物
 チャ・コーヒー
きのこ
 マツタケ
樹種
 クロマツ/カラマツ/スギ/ヒノキ/ケヤキ/ブナ/スダジイ/クスノキ/コナラ/ササ・タケ/マングローブ

第3章 環境を支える根
環境を支える樹木の根
気候変動と樹木の根
樹木と水の関係
土壌酸性化と樹木根
減災と根
放射能と根

第4章 根の研究 最前線
植物の機能を探る
 根と植物ホルモン/宇宙と根
植物の能力を上げる
 深根性(乾燥と根)/湿害と根/根菜類がもつ機能性成分/カドミウムをほとんど吸わない根/養液栽培の根
見えない根を測る
 根のフェノタイピング・モデリング/樹木根の非破壊計測

コラム
01 ゴッホの絶筆は「木の根」
02 茎から生える根
03 持続的な農業に向けた根

お詫びと訂正

『図解でよくわかる 根のきほん』におきまして、誤りがありました。

 

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読者の皆様ならびに関係者各位に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げるとともに、ここに訂正させていただきます。

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