商品名 農業用語の基礎知識
商品名(カナ) ノウギョウヨウゴノキソチシキ
著者名 藤重 宣昭
判型 A5
ページ数 592
土壌肥料から栽培技術まで営農・園芸のための基礎知識がよくわかる!
内容
本書は生産者に向けた営農・園芸用語解説集です。
「植物生理・生態」、「植物形態」、「遺伝・育種」、「病理・昆虫・微生物」、「園芸技術」と5つのカテゴリーに分類した農業用語を一語ずつ解説します。
「園芸技術」の項目については、さらに「栽培管理」、「施設・環境調節・気象」、「化学調整・農薬」、「利用・貯蔵・品質」と4つに細分化して紹介。
詳細な一つひとつの用語解説は、読み進めるうちに関連する周辺知識も自ずと身につきます。
また、テーマ毎の分類とは別に五十音順の索引、栽培品目による逆引きが可能など、使いやすさにこだわった仕様となっています。
原案は1967年より「農耕と園藝」誌上で50年以上連載されてきた、藤重宣昭先生の「なるほど園芸用語」。
生産者に向けて半世紀以上紡いできた用語を一挙にまとめた保存版の一冊です。
著者紹介
藤重 宣昭(フジシゲ ノブアキ)
宇都宮大学農学部農学科および東京大学農学系研究科にて農業生物学を学び、その後宇都宮大学農学部にて教鞭を取る。
アメリカ園芸学会や日本生物環境調節学会に所属。
評議員などを務める傍ら、行者ニンニクとニラとの交配で1年で収穫可能、一度植え付けると5年以上株がもつ「行者菜」などを開発。
書籍「イチゴQ&A栽培技術早わかり」(全国農業改良普及協会)などを出版した。
ここだけの話
今回、刊行させていただくことになった『農業用語の基礎知識』は、農業専門誌『農耕と園藝』の長期連載「誌上辞典」(1967年1月号~2012年12月号)と「なるほど園芸用語」(2013年1月号から2020年秋号現在)の内容を加筆修正し、再編集したものです。
1967年というと、連載開始から今年でなんと53年目!
著者である藤重先生が執筆を始めたのは、東京大学大学院に在学中、修士課程2年次のこと。
当時24歳だった先生は、その後宇都宮大学で助手や教授を務めるようになってからも引き続き毎月原稿を書き続けました(月刊誌だった当時)。そして、ついに教鞭を置いてから、通産50年以上も連載を続けることになるなんて、夢にも思っていなかったそうです。
本企画の打ち合わせの際、宇都宮名物の餃子をおいしそうに味わいながら、連載のこれまでの歩みを語って下さった先生の嬉しそうな表情が今でも忘れられません(ちなみにここだけの話ですが、20代から70代まで、原稿料の金額は一律だそうです! …なんだかすみません!!)。
藤重先生は大学教授を退官されたものの、現在も宇都宮で研究や開発を続けていらっしゃいます。
やりたいことが山ほどあって、若いころから今に至るまで、ずっと時間が足りないのだそうです。そんな活力に満ち溢れる多忙な先生ですが、もちろん「なるほど園芸用語」も引き続き連載をお願いしたいと思います。
約半世紀分の知力と想いが詰まった本書は、農業および園芸に関する基礎用語を8つのカテゴリーに分類し、全627項目について簡潔な文体でわかりやすく解説しています。
農業経営者はもちろん、農業に興味のある方やアマチュア園芸家にも役立つ内容が満載です!
本書が営農のスキルアップに役立ち、農業・園芸技術への理解が深まる一助となれば幸いです。
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