商品名 日本の香
商品名(カナ) ニホンノコウ
監修者名 日本香堂
判型 B5
ページ数 240
近刊
薫物 香木 香道 フレグランス 今につながる1500年の香文化と美
日本が1500年にわたり築いてきた香文化の美意識と歴史をひもとくビジュアルブック
内容
アメリカ、ヨーロッパも注目する「日本の香文化」
「香りとはたのしみである」「香りとは祈りである」 「香りとは道である」「香りとはこころの旅である」 「香りとは美である」……。
源氏物語が象徴する「薫物文化」や、戦国武将たちがこぞって収集した香木から生まれた「香木文化」など、1500年にもわたり、時代ごとに独自の発展を遂げてきた日本の香りの文化。
本書は、「日本人にとって香りとは、美意識とは」をテーマに、歴史背景や文化観を解説したコラムと美しい写真で構成したオールカラーのビジュアルブックです。
世界に香文化を発信する企業・日本香堂を監修に迎え、同社が所有する貴重な香木や歴史的資料を多数掲載。また、日本、フランスの香文化に通じる専門家たちの貴重なインタビューも収録。
日本の香文化の今昔と未来をつなぐ、他に類をみない1冊です。
著者紹介
日本香堂(ニッポンコウドウ)
天正年間(16世紀後半)より、香文化史に記される歴史名跡「香十」を現代に継承し、日本の薫香業として世界に拠点・事業体を持つ。毎日香・青雲で知られる「日本香堂」「香十」「鬼頭天薫堂」の香老舗、フランスの香りブランド「ESTEBAN」社、米国の「GENIECO」社など世界に15社の傘下事業社を有する。香文化の歴史継承と現代価値創造を行うグローバル企業体。日本の芸道「香道」の世界発信も続ける。香十450年を礎に、香りある豊かな日々を世界に広めることをめざす。
商品名 日本の香
商品名(カナ) ニホンノコウ
監修者名 日本香堂
判型 B5
ページ数 240
■1500年にわたる香文化
日本の香文化ふたつの美 薫物文化と香木文化
薫物とは/薫物文化とは/六種の薫物/香木の銘/六十一種名香/蘭奢待
祈りの香 奈良時代│6─8世紀 受容と伝播 意味、価値浸透の時代
聖徳太子と香/鑑真和上がもたらした合香
薫物の香 平安時代│8─12世紀 暮らしの香文化創造の時代
香文化百科の書『源氏物語』/「匂」と「薫」に隠された仕掛け/香りを色としてまとう「香染」
道の香 室町時代│12─16世紀 香文化の武家継承とその変容
武家の台頭。薫物から香木志向への変化/北山から東山。新たな美意識へ/諸芸道の芽生え「東山文化」/香木の物を超える価値と意味
遊楽の香 江戸時代│17─19世紀 階層を超え町人へ 燗熟する香文化
庶民に浸透し、江戸文化の華に/浮世絵と香書/日本の伝統香となった「練香」
健美の香 明治時代─現代│20世紀─ 東と西の香の出合い、そして新時代へ
新しい文化「香水香」
■インタビュー
「人と佛、人と人をつなぐもの、それが香」 薬師寺長臈│松久保秀胤
「日本人の美意識とアイデンティティの源流に『源氏物語』がある」国文学者│三田村雅子
「東洋文学の魅力は無常観。それは香りにも通じる」中世和歌研究者│ミシェル・ヴィエイヤール=バロン
「香道が導く心のあり方、進化する香道の形」御家流香道 第二十三世宗家│三條西堯水
「1500年間、変遷してきた香文化の美。調香師が見る、現代と未来の姿」調香師│堀田龍志
「時代、洋の東西を超える美しい香りとは」人類学者│アニック・ル・ゲレ
「新しい香りの発想は人生そのものの中にある」調香師│ドミニク・ロピオン
■香文化の美の源
香木 沈香・伽楠香・白檀とは/香木(沈香・白檀)の産地と分類
線香
和香木
■巻末資料
香道のたのしみ/主な香文化のできごと
お詫びと訂正
関連情報
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