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近刊

シェーカー家具大全

歴史、デザイン、構造、製作技法などが、この1冊でわかる

著者: 宇納 正幸 / 著者: 白木 克洋 / 著者: 西川 栄明

定価(税込)6,600円

発売日2024年09月06日

ISBN978-4-416-52406-0

簡素で機能性に優れたシェーカー家具。デザイン、構造、製作方法などについて、数多の写真や図面と共に紹介

内容

シンプルな構造で機能性に優れた、18世紀末に生まれたシェーカー家具。無駄を削ぎ落としたフォルムは、現在も人気がありファンが多い。近代家具デザインにも影響を及ぼしている。

 

本書は、シェーカー家具の生まれた背景や歴史、デザイン、構造、製作方法などについて、数多くの写真や図面と共に詳しく紹介。共著者は、シェーカー家具の製作者・研究者。以下にポイントを記載。

 

・シェーカー家具を作ったシェーカー教徒たちが、どのようなものづくりを行っていたかなどの歴史を年代ごとに解説。
・作り手の立場から、椅子やオーバルボックスなどの製作物について解説。
・100年以上前に作られたロッキングアームチェアを分解し、椅子の構造やシェーカー教徒が施した工夫などを探った。
・椅子、スタンド、オーバルボックスなどの製作工程を詳しく紹介。
→ エンフィールドチェア、ロッキングチェア、オーバルボックス、オーバルキャリア、キャンドルスタンド、タオルラック、ハンガーなど。
・椅子など6点の図面を掲載。
・シェーカー家具の源流、北欧のデザイナーなどへの影響などについて、椅子やテーブルの写真とともに、どのような流れで影響していったかを解説。
・アメリカのシェーカーコミュニティー跡やミュージアムで撮影した写真を、ふんだんに掲載。

著者紹介

宇納 正幸(ウノウ マサユキ)

1960年、京都市生まれ。嵯峨美術短期大学インテリアデザイン科卒業後、飛騨高山のアリスファーム(83年に北海道へ移転)でシェーカー家具の製作に携わる。84年、アリスファーム退職。86年、京都市内で宇納家具工房開設。89年、京北町(現、京都市右京区)に工房移転。95年、アリスファームよりシェーカー家具の図面や治具を引き継ぐ。現在、シェーカースタイルの家具製作を行いながら、作り手の立場からシェーカー家具について研究を進めている。

白木 克洋(シラキ カツヒロ)

1992年、北海道生まれ。北海道教育大学札幌校・基礎学習開発専攻(英語グループ)卒業。2020年~23年、宇納家具工房でシェーカー家具製作を学ぶ。2023年夏、アメリカ北東部・中西部のシェーカーコミュニティー跡19カ所を視察。2024年、北海道・十勝にて工房開設。シェーカー関連の英書などの資料読み込みや、アメリカのシェーカー研究者やコレクターと情報交換しながらシェーカー研究を行っている。

西川 栄明(ニシカワ タカアキ)

編集者、椅子研究者。椅子や家具のほか、木材や木工芸など木に関する事をテーマに編集・執筆活動を行う。著書に『新版 名作椅子の由来図典』『この椅子が一番!』『手づくりする木のスツール』『一生つきあえる木の家具と器』(以上、誠文堂新光社)、『板目・柾目・木口がわかる木の図鑑』『樹木と木材の図鑑-日本の有用種101』(以上、創元社)など。共著に『名作椅子の解体新書』『名作椅子の解体新書 PART2』『Yチェアの秘密』『ウィンザーチェア大全』『増補改訂 原色 木材加工面がわかる樹種事典』(以上、誠文堂新光社)など。企画編集に『流れがわかる! デンマーク家具のデザイン史』(多田羅景太、誠文堂新光社)など。

商品名 シェーカー家具大全

商品名(カナ) シェーカーカグタイゼン

著者名 宇納 正幸

著者名 白木 克洋

著者名 西川 栄明

判型 B5

ページ数 248

シェーカー家具とは何か 地図:シェーカーコミュニティー所在地 CHAPTER 1 シェーカーのものづくりと理念 プロローグ シェーカーの誕生から衰退までの簡略史 (1) シェーカーのものづくりの変遷 ・ものづくりの始まり 1774~1784年 ・集団的ものづくりと同質化 1785~1799年 ・高品質で多品目なものづくりと進歩主義 1800~1820年 ・需要の拡大、ものづくりの反映と洗練 1821~1836年 ・個人的表現の発生 1837~1856年 ・椅子事業への取り組み 1857~1874年 ・メンテナンスと職人的ものづくり 1875~1899年 ・衰退期のものづくりと文化の継承 1900年~現在 (2) シェーカーのものづくりを支える理念 ・シンプリシティー(簡素、単純性) -理想の反映- ・有用性と機能主義 -現実的な効用- ・調和 -法と秩序- (3) シェーカーコミュニティーとものづくりの現場 ・シェーカーコミュニティーとは ・コミュニティーの組織制度 ・コミュニティーでの暮らしと建物 (4) シェーカーコミュニティーと家具 1)ニューヨーク州:マウントレバノン、ウォーターブリット 2) マサチューセッツ州:ハンコック、ハーバード 3) ニューハンプシャー州:カンタベリー、エンフィールド 4) メイン州:アルフレッド、サバスデイレイク 5) ケンタッキー州:プレザントヒル、サウスユニオン 6) オハイオ州:ユニオンビレッジ、ノースユニオン CHAPTER 2 作り手から見た、シェーカー家具の特徴 (1) 椅子 (2) ダイニングテーブル (3) スタンド (4) オーバルボックスとキャリア (5) 箱物類、デスク (6) 道具と治具 コラム シェーカーチェアの源流/シェーカー家具が北欧のデザイナーなどに影響を与えた CHAPTER 3 シェーカーチェアを解体する ロッキングアームチェアNo.7(マウントレバノン製)を解体する 図面 ロッキングアームチェアNo.7(マウントレバノン製)を解体して分かったこと、再確認できたこと CHAPTER 4 シェーカーチェアやオーバルボックスなどの作り方(製作工程)  (1)エンフィールド・サイドチェア 1840の制作工程 (2) エンフィールド・ロッカーの製作工程 (3) オーバルキャリアLの製作工程 (4) オーバルボックスNo.3の製作工程 (5) キャンドルスタンドの製作工程 (6) タオルラックの製作工程 (7) ハンガーの製作工程 コラム UNOH Shaker styleのサイドチェア シェーカー関連年表

お詫びと訂正

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